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[331]  ●『アシュラ(阿修羅)』   Name:道開き   Date:2019/02/28 (木) 11:05
小学生の頃に読んだジョージ秋山さん作の漫画のタイトルです。話の内容が生々し過ぎて、当時は社会問題にもなりました。

飢饉に喘ぐ平安時代が舞台になります。狂女から生み出された少年アシュラですが、腹を空かしたその母親にあわや食べられそうになったりもします。コマの背景に「生まれてこなければよかった」という文字が書かれていたのが非常に印象に残っています。

昨今、報道され続けている子供に対する親の虐待行為。被害を受けた子供達は本当に、「生まれてこなければよかった」と思っていたのではないでしょうか。サイコパシーな親が子を持つと、同様の事が繰り返されてしまいます。綻びの無いシッカリとした法の整備を急いでもらい、関係者の怠慢をもキツく罰してほしいものだ。

歌詞の内容が生々しい中島みゆきさんの『ファイト!』的に、事態を昇華させていってほしいとも思いますが、昨今の事態はそれを遙かに越えてしまっています。異常者の行為です。どちらかというと、『羊たちの沈黙』『ハンニバル』等の一連の映画で描かれている精神世界での対応が必要になってくるのであろうか。



話は変わるが、最近、小中学生の学校への携帯の持ち込みが許可されることになったことをテレビで知りました。私的には、よりアナログな、「不便」を学ぶ期間が無くなってしまうのではなかろうかと危惧しています。小さい時から携帯ありきでは、人は正しく成長していけないのではなかろうかとも思えるのです。




[330]  ●集団憑霊現象   Name:道開き   Date:2019/02/08 (金) 15:53
東日本大震災後、似たような集団憑霊現象があちこちで起こっていますが、特に代表的な例を取り上げます。

当地では、震災から二年が経過した頃から、ようやく集団移転地になる高台の造成工事が始まりました。それに伴って、工事に従事する作業員用のプレハブの宿舎も多数建てられました。その建てられた場所はというと、現在は更地になっていますが、大津波により凄惨な被害を受けた地域でした。

そんなある日、工事責任者の方から当社に電話が入りました。その内容はというと、「工事宿舎に寝泊まりしている数多くの作業員達が、夜中に、金縛りに遭ったり、多くの人達の声が聞こえたり、枕元を歩かれたりして睡眠不足になり、体調を壊す者も出て来ており、日中の作業の妨げにもなっているので、何とかお祓いをして鎮めてもらえないものでしょうか」「これまでに、日本中の様々な現場で工事に当たってきたが、こんな事が起きたのは初めてなんです」というものでした。

「それだけの事が起きてしまった場所なので、仕方が無い事だと思います」と申し上げ、すぐに日時を決めて、現場に向かうことにしました。

当日、100〜200の作業に携わる人達が集まっていました。早速、準備してきた幣帛(へいはく)を敷地の四隅に立てて結界を作り、お祓いを行いました。私は、この種のお祓いを行う際には、必ず広めに結界を定めることにしています。例えば、100メートル四方の土地ならば、200メートルか300メートル四方となる場所に幣帛(へいはく)を立てて、より広い範囲をお清めすることにしているのです。参考として、下に「結界の重要さ」を記しますが、とにかくお祓いを行う際には、このことが非常に重要になってくるのです。

又、「お祓い」するといっても、どこかに「払い遣(や)る」ということでは決してなく、死の刹那に抱いた思いを清め、自分が死んでいることを自覚できずにいる、迷われている状態のミタマをあの世へと送ってさし上げる、向かうべき所へと導いて差し上げるという祭祀なのです。

その後は何事も起こらなくなったらしく、毎年、お正月に新年祈祷を当社で受けるという形で、現在も続いています。



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・参考

◆「しめ縄」の不思議

「注連縄(しめなわ)」とは、「神前、神域、祭場など神聖、清浄な場所を示すために引き渡し、あるいは張り巡らす縄のこと」をいいます。他にも、「一五三」「七五三」「締(しめ)縄」「標(しめ)縄」などと表記されます。

古代において「シメ」は“占有”のしるしであり、多く「標(しめ)」と表記されました。その標識の形式は、縄のほかにも、(A)「物に何かを結び付けたり」、(B)「木の枝を土地に刺したり」と多様でした。

(A)の形式は、よく神事の際に榊(さかき)の枝や串(くし)などに垂(た)らされる、紙片や布〈とくに木綿(ゆう)〉などの「紙垂(しで)」として知られています。これは「既に神様のお使いになる物になったのだ」という標(しるし)になります。

(B)の形式は、諏訪大社の「御柱(おんばしら)祭り」をモチーフにした、長野オリンピックの開会式でスタジアムの四隅(よすみ)に立てられた四本の木の柱がこれに当たります。この「四本の柱の内側は神様の領域になったのだ」という標(しるし)になります。

開会式の総合プロデューサーを務められた浅利啓太さん(劇団四季の創設者の一人)の演出によるものだったと伺っています。その内側で、当時の大相撲の横綱・曙(あけぼの)関が土俵入りを行いました。「四股(しこ)踏み」自体が土地を清める意味合いを持つ所作(しょさ)・儀式です。

日本神話では、諏訪大社の御祭神・建御名方神(たけみなかたのかみ)は鹿島神宮の御祭神・建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)と「力くらべ」をされた神様として有名で、それが今日の相撲の始まりとされています。長野県の土地柄や歴史を十分に知った上での、浅利啓太さんのシャレた演出だったのでしょう。


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「標(しめ)」を巡らさずに祭事を執り行ったりすると、神霊が降りて来るどころか、その辺を彷徨(うろつ)いている、邪霊と化した迷える霊たちが集まってきたりもしますので、シッカリとした準備を行う必要があります。

或る地区の農業法人のお祓いを行ったときの話です。元々、その場所には15軒ほどの家が建っていましたが、十数名の方たちが津波に飲み込まれて亡くなられました。農作業をされる方の中には霊的に敏感な方もいらして、そこで作業をしていると、背中から首筋にかけてゾクゾクして仕事にならず、お祓いを執り行なう運びとなったとのことでした。御幣(ごへい)をその農地の四隅に立て、(B)の形式で「標(しめ)」を作ってお祓いを行いました。その後は治まったとのことです。


こういったこともあって、自分なりに考えてみました。毎朝、ご神前で「大津波でお亡くなりになられた方達が、迷うことなく幽世に赴くようにお導き下さい」と祈願しているにも拘わらず、こういった事が起こる。ということは、広い範囲に「標(しめ)」を立てて行う形式を取らないと効顕が完全ではないのだろうとも考えられるし、これが10q四方、100q四方ならどうなるのだろうか・・・・、私の経験では神霊の世界では距離の遠さは全く関係ないみたいなのだが・・・・。結局のところは、それを実際にやってみないことには解りかねるのです。


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更に、「注連縄(しめなわ)」に関しての話になります。ある人のお祓いをしている最中に、霊たちが次から次へと憑依して自らの思いを語りだし、2時間もかかってあの世へと送り続けたという大変な思いをした経験があります。その人にお守りを持たせても霊たちはひっきりなしに入ってきて自らの思いを語ろうとしました。そのときには30数体で終わりましたので何とか無事に済みましたが、もしこれが数百体、数千体の数に上っていたのなら手の施しようがなかっただろうと後で考えると、背筋の凍る思いがしました。

その後、苦肉の策として、ビニール製の紐に防水紙で作った小さなシメ縄を作り、その方の胴体に廻してもらい、神様の“占有”物となる形を取ってもらいました。不思議なことに、それ以降は、憑霊現象が神様のコントロール下に置かれることとなったのか、霊たちがその人に憑依することができなくなり、完全な解決ではありませんが、何とか急場を凌ぐことができたという経験があります。

「バカなことを言うな」と叱られても困るのですが、もし、その様な体験をすることになってしまった際には、「俺はそんなバカげたことには関係したくない」と逃げたりせずに、取りあえずはやってみるだけのことはあると思います。但し、やらずに済むのならそれに越したことはないのでしょうが。・・・・・




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・参考

●「憑き物祓い」

霊が見えたり、霊言が聞こえたり、霊の存在を感じたりするといったことは、物質的な事象とは異なり、あくまでも感覚的問題であるので、その人の精神や神経の働きに深く関わっているように思われます。よって、霊的な障りがあるのではないかとお祓いを受けに来られる方々の状態は、自律神経が極めて不安定な状態になっていますので、船などの乗り物酔いをしている時に非常に似ています。

生あくびが出て、眠いような感じもするし、体もだるく、頭も重い。耳が詰まったようになり、耳鳴りまでしてくる。次第に、冷や汗が出てきて、吐き気までしてくる。思考能力が低下してくる。〈この説明も、乗り物酔いをしたことのない人には理解できないかもしれませんが〉かといって、医者からは身体のどこにも悪いところがないと言われる。

霊の憑依を受けている人というのは、そういった状態が基本にあって、あとは、「背中の辺りに何者かが乗っかっているように重苦しい」だとか、「身体のあちらこちらを何物かが移動して回っているのが感じられる」だとか、「直ぐ側にいつも誰かがいるような気がする」だとか、人によって感じ方も異なります。

中には、そのまま昏睡状態にまで入っていく人もいます。多くの方々は、気分が晴れないままに鬱々とした日々を送り、「死にたい」という言葉を口にし始めたりします。
だから、周りの人たちからは、精神的、神経的な障害があるのではと見られたりもするし、医者にもその様な診断を下されることにもなります。
(その際に、心拍数や血圧が低下しているのか、上昇しているのか、といった生理的な状況までは解りかねますが。)

おそらくは、「霊 → 気 → オーラ → 神経 → 精神 → 体」といった波及の仕方をしているように思われます。

お祓いの効験についても、「御祈祷が始まるや、神体が前後、又は左右に、ひとりでに揺れ動いて自分では止めることができなくなった」だとか、「身体の痛かった部分がジョンワ、ジョンワして痺れるような、電気をかけられているような、温風を浴びせられているような状態になった」だとか、結局は、その人の受けた感覚をもって確認するしか方法がありません。

何年も病院通いをして、全く快方に向かわなかった体調が、たった一度のお祓いで良くなってしまったという例も非常に多く、試してみる価値は十分にあるものと思います。


●被災地にボランティアに入った方たちの中には、体調を崩してしまったり、神経を患ってしまったりしている人たちが、思いのほか大勢いらっしゃるようです。それでは、せっかくの親切心が徒になってしまいます。そういった方は、病院に行くのと並行して、近くの信頼できる神社でお祓いを受けてみればよいでしょう。(大丈夫です。現在、テレビを賑わせている“自称”「占い師」、「霊能者」のように、高額な金品を要求してくることはありませんので)
それでも効験が感じられない場合は、当社に電話連絡していただければ、こちらもボランティアで、無料でお祓いをして差し上げます。



[328]  ●『Gifts』♪♪   Name:道開き   Date:2019/01/25 (金) 16:38
曲の歌詞に「月」という言葉が出て来ると、どうしても気になってしまい、描かれている情景や心情を、自分なりにあれこれと考えてしまう癖があります。
昨年の紅白歌合戦で歌われたSuperflyさんの『Gifts』などは将にそうです。それも珍しいことに「下弦の月」が歌われていました。


下弦の月とは、「二十三夜月」との別称を持ち、満月の十五夜月から約一週間後に出る月で、東側の半分が輝いて見える、左半円状の半月のことです。月が出た時刻には弦が上の方に見えますが、月の入りの時刻までに天空を半回転して、弦が下になった状態で西に沈むので、下弦の月と呼ばれます。


『Gifts』がNコンの課題曲になっていたことは、『みんなの歌』で何となく知っていましたが、どうして真夜中の午前零時頃に姿を現す「下弦の月」が歌われているのだろうかと、録画を繰り返しジックリ聴いてみると、心が真夜中の状態にある青少年たちを励ましている曲だということが、すぐに理解できました。

西洋占星術やタロットとの関連も考えられ、調べてみると、やはりそうでした。「新月を迎え、満月に花を咲かせていく為の下準備、種まきの時期である」とありました。


毎年の紅白歌合戦には、「取り」とは別に、その回を代表する歌というのがあると思ってきました(例えば、東日本大震災の年はユーミンの『春よ、来い』、その3年後の、薬師丸ひろ子さんの『Woman“”Wの悲劇”より』、その翌年の、今井美樹さんの『PIECE OF MY WISH』みたいに)。今回は、Superflyさんの『Gifts』だと思います。



[327]  ●運勢 2019   Name:道開き   Date:2019/01/01 (火) 16:47
今年の立春は2月4日の12:25頃で、この日が「節入り」となります。

旧暦の「節切り」(二十四節気の)では、立春が一年の始めとされ、“年変わりの節気” と呼ばれています。 立春は雑節の基準日でもあり、八十八夜、土用、二百十日などは立春から起算されます。
“運勢学”上の「九星」も、この時刻を境に【運勢盤】上を遁甲(とんこう・・・移動)します。つまり、「年回り」が変わるのです。


今年は《八白土星》の年です。今回もまた、「干支・九星術」の《八白土星》年生まれの方の、月ごとの特徴を少しばかり取り上げます。



●《八白土星》年「二黒土星・寅(とら)」月生まれの男性
〔今年は、2月4日の07:48〜3月6日の01:47までに生まれる男性〕

・外見的に三つのタイプに分けてみます。

【Aタイプ】野口五郎、井上順、西郷輝彦
【Bタイプ】ヒロミ、南原清隆、桑田佳祐
【Cタイプ】新沼謙治、鳩山由紀夫(元総理)、鈴木史郎、湯原昌幸、石破茂(国会議員)

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・温和で誠実な人が多く、誠意の態度で接する。
・記憶力に優れ、見る物、聞く物を吸収する。感受性も強く、新しいものへの改革をしたがる。
・明朗活発であるが、人によっては移り気と見られる人もいる。侮辱された言葉を聞くと憤激する。
・用心深く慎重であり、向上心強く努力するため、事業主や上司の受けは良い。
・家族に対しては誠意を持って対処する人が多い。




●《八白土星》年「二黒土星・寅(とら)」月生まれの女性
〔今年は、2月4日の07:48〜3月6日の01:47までに生まれる女性〕

・外見的に二つのタイプに分けてみます。

【Aタイプ】奥村チヨ、弘田三枝子、中島美嘉、大地真央
【Bタイプ】浅田美代子、近藤春菜(ハリセンボン)

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・外見的には、顔が小さく、まつげがパッチリした、共通のファッション・センスを持つ人が多いように見受けられます。
・真面目で純良型の人が多く、堅実に働くので目上や上司からの受けがよく、人徳を持っている。
・ 用心深く、慎重さを持ち、向上心も持っているので、仕事には忠実に励む。
・家庭にあっては誠実に対処していくし、家計のやりくりも上手にやる。




●《八白土星》年「九紫火星・辰(たつ)」月生まれの男性
〔今年は、4月5日の10:58〜5月6日の04:01までに生まれる男性〕

野村宏伸、宅麻伸、小沢昭一、前田亘輝、田中康夫、江田憲司(国会議員)、千昌夫、富澤たけし(サンドウィッチマン)、辛坊治郎(キャスター・・・de委員会・・NP)

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・派手を好み、見栄や体裁を飾り、社交は上手である。
・独断で物事を判断して計画を進める為、外から見ると剛情で欲深い人とみられる面がある。
・新しがり屋であるが金銭面にルーズなところもあり、度量が狭い面も見られる。
・頭の回転は良く、企画性に富んでいるので、この方面に才能を発揮すると成功する。
・芯は強いが短気であるので、家庭ではワンマンである。




●《八白土星》年「九紫火星・辰(たつ)」月生まれの女性
〔今年は、4月5日の10:58〜5月6日の04:01までに生まれる女性〕

・外見的に二つのタイプに分けてみます。

【Aタイプ】オードリー・ヘップバーン、伊藤ゆかり、生田悦子、武内陶子(NHK女子アナ)
【Bタイプ】田中好子、原千晶

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・派手を好み、人つき合いは上手な方であるが、片意地を張るところがある。
・短気な人が多く、よく腹を立てるが、気は弱い面を持っている。
・人に親切にするので信用もされる。
・頭の働きも良く、よく働くので重宝されるし、美的センスを持っている。
・家庭の主婦ともなれば、堅実に家庭を守っていく人である。




●《八白土星》年「八白土星・巳(み)」月生まれの女性
〔今年は、5月6日の04:01〜6月6日の08:06までに生まれる女性〕

・外見的に二つのタイプに分けてみます。

【Aタイプ】アン・ルイス、マギー、滝沢カレン、草刈民代、長谷直美、杉浦友紀(NHK女子アナ)、大桃美代子、小林聡美
【Bタイプ】森光子、吉田美和、余貴美子

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・愛嬌があって如才なく人つき合いをするが、几帳面なところが強い為、物事の最後を確かめないと安心しないところがある。
・進歩的な意見や考えを持ち、相手と上手に話をまとめる徳を持っている。
・一本気の人であるため嘘を嫌い、情熱を傾ける。
・金銭面では余り恵まれない方ではあるが、家庭の主婦ともなれば夫を助け、家計のやりくりを上手にやってのける。




●《八白土星》年「七赤金星・午(うま)」月生まれの女性
〔今年は、6月6日の08:06〜7月7日の18:14までに生まれる男性〕

・外見的に二つのタイプに分けてみます。

【Aタイプ】松井秀喜(野球)、角盈男(野球)、江頭2:50
【Bタイプ】三田明、二宮和也

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・物事を考えたり、工夫したりするのが好きな方で、デリケートな神経の持ち主の人が多く、感情の起伏に任せた人生を送りやすい傾向がある。
・審美性を持つ純朴な人も多く、感受性の強い人もいる。
・芸術的な才能に恵まれているので、この面を伸ばしていけば成功する。自分自身に忠実に生き抜くタイプの人である。
・金銭面では中年以後に恵まれてくる。家庭では我が儘な方である。




●《八白土星》年「五黄土星・申(さる)」月生まれの女性
〔今年は、8月8日の04:04〜9月8日の07:10までに生まれる女性〕

・外見的に二つのタイプに分けてみます。

【Aタイプ】中田久美(バレーボール)、岡江久美子、華原朋美、成海璃子、東てるみ、本田真凜(フィギュアスケート)
【Bタイプ】剛力彩芽、大沢あかね、門脇麦、神野美伽

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・審美的なことに富んでいる人が多く、感情を美しく表現する力を持った人が多い。
・根は剛情で自分本位な面もあり、気ままで欲深いところもみられる。
・案外かけ引きは上手な方で、金銭面の関心高く、倹約に努め、貯蓄を心がける。
・家庭の主婦ともなれば、夫をリードし、良き主婦ぶりを発揮し、家庭を大切にする。




●《八白土星》年「二黒土星・亥(い)」月生まれの男性
〔今年は、11月8日の02:19〜12月7日の19:18までに生まれる男性〕

森進一、YOSHIKI、尾崎豊、定岡正二(野球)、根津甚八、山城新伍、山本太郎

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・従順さと堅実さを持っているが、気迷いすること多く、自己本位なところがある。
・気難しい所はみられるが、人つき合いは上手にやってのけ、親しい友人とは柔軟に付き合うので人望や信頼を受ける。
・一徹なところもあり、利益になることに対しては真剣に努力する人が多く、自分の偉さや自慢話をして人の気を集める。
・人の話は一応聞くが、心から理解しようとする心が足りないところがある。
・家庭では良い夫、良い父親ぶりを発揮していく。




●《八白土星》年「二黒土星・亥(い)」月生まれの女性
〔今年は、11月8日の02:19〜12月7日の19:18までに生まれる女性〕

指原莉乃(AKB48)、峯岸みなみ(AKB48)

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・芸能関係者には少ない生まれのように思われます。
・自尊心高く、愛情豊かな面を持ち、順応性を備えている人が多い。
・相手の立場を傷つけないよう心配りしながら人に接するので、信頼と人望を集める。
・苦労性で警戒心も強いので、積極的ではないが義理堅さを持った人が多く、貯蓄にも心がけ、家計のやりくりも上手な人である。
・家庭の主婦ともなれば、夫によく尽くし、子どもの教育にも愛情を持ってやっていく。




●《八白土星》年「一白水星・子(ね)」月生まれの男性
〔今年は、12月7日の19:18〜翌1月6日の06:33までに生まれる男性〕

・外見的に二つのタイプに分けてみます。

【Aタイプ】布施明、本木雅弘、香川照之、桜金造
【Bタイプ】村上弘明、ガダルカナル・タカ

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・堅実に働く人で、強引さを持っているが、正直で謙虚な面を持っている人が多い。
・プライドも高く、一つの目標を一途にやり遂げようとする行動に出やすい為、勇み足となって失敗する時があるから注意した方が良い。
・勘は良い方であるので人を見る目も高いが、選り好みが激しい為、交際の広さが限られ易いうらみがみられる。
・仕事は嫌がらずによく働くので、中年以後には蓄財も期待できる。




●《八白土星》年「一白水星・子(ね)」月生まれの女性
〔今年は、12月7日の19:18〜翌1月6日の06:33までに生まれる女性〕

・外見的に二つのタイプに分けてみます。

【Aタイプ】横山由依(AKB48)、原由子(サザン)
【Bタイプ】忽那汐里、渡邊佐和子(NHK女子アナ)

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・器用さがあり、つき合いも如才なくやるが、人によっては強引な面を出す人もいる。
・神経は過敏な方で、細かい事にも気を使う苦労性のところはあるが、よく働くので目上や上司の受けはよい。
・金銭面に対する関心度は高く、貯蓄に努める。
・家庭の主婦ともなれば、家族の為を考え、計画的に努力する。

[326]  ●祝 !!! 「来訪神」 のユネスコ無形文化遺産登録   Name:道開き   Date:2018/12/04 (火) 08:13
◆小正月の来訪神

旧暦の一月一日を「大(おお)正月」というのに対して、一月十五日を「小(こ)正月」という。もともと日本では、【望(ぼう)】、すなわち「満月の日(旧暦の十五日)」を元日としており、小正月はその名残ということになります。「女正月」とも呼ばれるのは、この日に、女性だけが集まって飲食や娯楽に興じる風習があったからです。


年の改まる最初の満月の夜に他界から神が訪れてこの世に祝福を与えてゆく、あるいは、そうした神の来訪によって年が改まる、という日本古来の信仰を背景にした行事がおこなわれます。

具体的には、青年や子供たちが神に扮して集団で各家々を訪れ、祝福の言葉を述べたりして餅や銭などを貰い受けたり、酒を振る舞われたりするというもの。よく知られているものに秋田の「ナマハゲ」があります。

又、この日には「予祝(よしゅく)」といって、新たに迎えた年の五穀豊穣を祈願して行われる占い的要素をもつ前祝い行事も行われてきました。



◎小正月行事

【鳥追い】

田畑の害鳥を追い払うという意味で、子供たちがササラや棒を打ちつつ家々を回る行事。


【成り木責め】 

実のなる木に、「ならぬか、ならぬか」などと詰問して豊作を約束させる行事。

        
他にも、

【左義長(どんど焼き)】  【狐狩り】  【もぐら打ち】  【裸参り】  【かまくら】  【水祝儀(水かけ)】 【庭田植え】 や、一年の吉凶を占う 【粥占(かゆうら)】  【歩射(ぶしゃ)】 等の年占(としうら)行事が行なわれます。

[325]  ●時雨(しぐれ)   Name:道開き   Date:2018/11/23 (金) 10:25
晩秋から初冬にかけて降る断続的で冷たい小雨のこと。

風に送られてくる局地的な通り雨で、ぱらぱらと音を立ててしばらく降り続き、やんだかと思うと、また降りはじめたりする。まさにこの2、3週間、当地でも時雨が降り続いています。

昔の日本人は、こういった小雨にまでシッカリと名称を付けている。季節・自然に関する洞察力は本当に凄いの一言です。

「初しぐれ 猿も小蓑(みの)を ほしげなり」  「旅人と わが名呼ばれん 初しぐれ」 など、

松尾芭蕉は“時雨”を詠んだ句を多く残しています。芭蕉が、旅の途中で病に倒れ没したのが元禄7年旧10月12日で、この命日は「時雨忌(しぐれき)」と呼ばれる。

[324]  ●マイケル&マドンナ   Name:道開き   Date:2018/10/31 (水) 16:41
最近全くテレビに出ていない「ドン(Don't)マイケル!」のマイケルではなく、ムーンウォークのマイケルになります。
マイケル・ジャクソンとマドンナは私の同級生です。その二人を推命してみると、以下の通りになります。


●マイケル・ジャクソンの場合

《六白金星》年「八白土星・申(さる)」月生まれの男性で、

日本の芸能人でいうと、以下の方たちと同じ生まれとなります。


・高橋ジョージ、陣内孝則、山崎賢人、東野幸治、清原和博、松村邦洋


マイケル・ジャクソンの本来の顔は分かりかねますが、日本人として生まれていたならばおそらく、陣内孝則さんか、山崎賢人さん、高橋ジョージさんの様な顔立ちであったのではなかろうかと思われます。


※特徴

・如才なく柔和ではあるが、根は頑固で欲の深い面も持っている。
・流行ものを好み、衝動買いをするところがあり、反対されると反発して、自分の主張を通そうとする。
・体裁を飾るところがあり派手好きであるが、考え方は保守的である。
・短気で性急なところがあるので、計画が中途で挫折しやすいうらみがある。
・義理や人情を重んじるところもあり、金銭面には関心高く、にぎり屋である。
・勤勉でよく働くので勤め人には向いている。
・家庭を大切にし、家計への気配りもする。




●マドンナの場合

《六白金星》年「八白土星・申(さる)」月生まれの女性で、

日本の芸能人でいうと、以下の方たちと同じ生まれとなります。


・平山みき、天海祐希、高部知子、蒼井優


マドンナが日本人として生まれていたならば、この内の誰と似ていたでしょうか。お歳を召されてからのいでたちがマドンナ風になってきたとも思われる平山みきさん?それとも天海祐希さん?顔にホクロがある点では蒼井優さんかな?・・・


※特徴

・自信家で野望を持ち、粘り強く努力するが、新しいものには特に興味を持ち、子どものような一面も見られる。
・自分を誇張して表現するのが上手で、自分を立ててくれる人には骨身を惜しまず協力する。
・仕事については研究心もあり、よく働きます。
・金銭面の関心は高く、上手に使い分けをし、やりくりも上手にこなしていく。
・家庭の主婦ともなれば夫によく仕え、上手に蓄財に努め、教育にも熱心に取り組むが、少し口うるさい所はみられる。

[323]  ●ドロン&マックイーン   Name:道開き   Date:2018/10/31 (水) 15:39
アラン・ドロンとスティーブ・マックイーンといえば、我々の子供・青年時代を代表する二大映画スターです。当時の映画雑誌の人気投票では、いつも二枚目で女性票が集まるアラン・ドロンが1位、ヤンチャ坊主、タフガイのイメージで男性票を集めたスティーブ・マックイーンが2位でした。

その二人を推命してみると、以下の通りになります。


●アラン・ドロンの場合

《二黒土星》年「二黒土星・亥(い)」月生まれの男性で、

日本の芸能人でいうと、以下の通り2つのタイプに分けてみます。


【Aタイプ】 岡田准一(V6)、松平健、小島よしお、寺門ジモン(ダチョウ倶楽部)

【Bタイプ】 大野智(嵐)、林家正藏(こぶ平)

アラン・ドロンが日本人として生まれていたならば、おそらく、岡田准一さんの様な顔立ちで生まれていたのではなかろうかと思われます。


※特徴

・一般的にワンマンな人が多く、自分が気に入ったことには精力的に対処したりするが、人を見下す悪い癖があるのが欠点です。
・若い時代は妥協性に欠け、自己中心的であるので野心家と見られやすいが、根は優しく、お人好しの所がある。
・一途な気質で真っ直ぐな性格でもあるので剛情者と見られやすいが、向上心が旺盛なため一度や二度の失敗は苦にしない。
・よい協力者、配偶者を得ることが大切である。



●スティーブ・マックイーンの場合

《七赤金星》年「七赤金星・卯(う)」月生まれの男性で、

日本の芸能人でいうと、以下の方たちと同じ生まれとなります。


・五木ひろし、今田耕司、桑野信義


スティーブ・マックイーンが日本人として生まれていたならば、おそらく、顔の輪郭などが今田耕司さんの様な顔立ちで生まれていたかもしれません。今田さんの場合、タフガイさがちょっと足りないようにも思われますが、本当はいかがなものか・・・


※特徴

・明朗活発で文化的な好みを持ち、自尊心強く、保守的な面を持っている。
・目新しい物を好み、気分の良い時は人を笑わせる陽気な面がある反面、不機嫌に黙り込む面もある。
・器用な人が多く、良いセンスを持ち、発明する知恵も持っているので、協力者に恵まれるとそれなりに成功する人である。
・調子に乗りやすい面があるので注意していった方がよい。
・家庭にあっては良い父親となる。

[322]  ●「 モンローウォーク」   Name:道開き   Date:2018/10/20 (土) 13:39
マリリン・モンローといえば、アメリ映画の“セックスシンボル”としてあまりにも有名な存在です。しかし、当の本人は、そこから抜け出して演技派女優になるために非常に藻掻き苦しんでいたらしく、本来の彼女はイメージとは異なり、かなり真面目で堅実な人だったようなのです。

彼女を推命してみると、

●《二黒土星》年「八白土星・巳(み)」月生まれの女性で、

日本の芸能人でいうと、

・島田陽子、井上和香、真鍋かおり、裕木奈江、中嶋朋子、田中麗奈、南明奈、夏菜、光浦靖子(オアシズ)、大久保佳代子(オアシズ)

・・・・といった方たちと同じ生まれになります。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

その生まれながらの特徴は、

・手先の器用な人が多く、神経は細かで、独創力に富んでいる。
・話し方は上手な方ではなく、意識的に飾る気質がある。
・外見はおとなしそうに見えるが、意地張りな所があって、自説を曲げない面も持っている。
・堅実な性格を持ちながら、行動がそれに伴わず、逆の方向に走りがちなところがあるので注意が肝心です
・心労を背負った人が多いが、家庭の主婦となれば愚痴を言わず、家族を大事にする。

[320]  『You May Dream』   Name:道開き   Date:2018/09/29 (土) 07:35
シーナ&ロケッツのシーナを推命してみると、以下の通りでした。誰と似ているでしょうか?


●《二黒土星》年「二黒土星・亥(い)」月生まれの女性

・外見的に三つのタイプに分けてみます。

【Aタイプ】あべ静江、松島尚美(オセロ) 、中田喜子、ラブリ
【Bタイプ】小林幸子、壇密
【Cタイプ】春川ますみ、小池栄子

・・・・といった方たちです。

・柔和で聡明な考えを持ち、目先が利き、他人のために骨惜しみなく動く人である。
・美的センスにも富み、見栄っ張りの面もあるが、思慮深いため並外れたことは好まない。
・話し上手で、聞き上手なタイプであるので人望を集める人もいる。
・妥協は嫌いな方で、一本気の面がある。
・家族を大切にする人である。

[319]  ● “秋分・春分”   Name:道開き   Date:2018/09/23 (日) 07:26
今日は秋分の日です。「秋分」は、太陽が真東から昇って真西に沈んでいくため、昼と夜の長さが同じになります。「春分」も同様です。
それは太陽の周囲を公転している地球の、23.4度傾いている自転軸が、太陽に垂直になるからそうなるのです。


「夏至」の太陽は東からちょっと北寄りから昇り、西からちょっと北寄りに沈み、南中高度も高くなります。「冬至」は「夏至」と反対で、太陽は南寄りの東から昇って、南寄りの西に沈んでいき、南中高度は低くなります。


太陽は月より400倍ほど大きいけれども、地球からの距離も月より400倍ほど離れているため、見かけ上は同じくらいの大きさに見えます。だから日食も起こります。

「太陽と地球と月」の関係は本当に不思議です。単なる偶然なのか、神様がその様に創ったのかは分かりませんが、お陰で暦学が発達しました。「暦」とは、「太陽と地球と月」の関係を詳細に記したものなのです。一家に一冊は「暦」を常備しておきましょう。折に触れて、暦に目を通してみることはとても楽しいものです。

[318]  ●「中秋の名月」   Name:道開き   Date:2018/09/14 (金) 16:03
「十五夜」「「名月」「お月見」などとも呼ばれている。
「中秋(仲秋)」とは旧暦八月の呼称ではあるが、旧暦八月十五日の称にもなる。旧暦では、立秋〜立冬までの七・八・九月を秋とし、各々を初秋・仲秋・晩秋と呼ぶ。

「名月」は十五夜の月のことで、必ずしも満月と一致するわけではなく、十六夜が満月だったり、まれに十七夜が満月のこともある。その年に閏(うるう)月があったりすると、名月がかなり遅い時期になって、ススキが枯尾花になってしまうこともある。

「芋(いも)名月」ともいわれるように、中秋の名月には月見だんご、ススキ、栗、枝豆と共に里芋が供えられる。農家の間では作物の収穫感謝祭としての意味合いも持っていたからである。また、つい最近まで、こうした供物を盗んでもよいとか、この日には他所の畑に入って芋などを取ってもよいという風習が各地にあったが、学校教育上、好ましくないとされて廃止になった所が多い。



※参考


◆九月十三夜

旧暦九月十三日の月のこと。「十三夜」は満月より、二、三日前の月で、特に「九月十三夜」は、「十五夜」(旧暦八月十五日)についで美しい月とされ、宮中では月見の宴が催された。十三夜は中国伝来のものではなく、日本固有の風習である。

旧暦八月の十五夜に対し、「後(のち)の月」ともいう。十五夜あるいは十三夜のどちらか一方だけの月見を「片見(かたみ)月」といい、嫌う風習があった。この日には枝豆や新栗を供えることから、「豆名月」「栗名月」とも呼ばれている。

[317]  ●「世の為、人の為」   Name:道開き   Date:2018/08/18 (土) 11:10
かなり使い古された言葉ではありますが、人は、自分だけの利益を目的に生きたとしても、本当の意味での生き甲斐は得られないと思われます。高が知れている。

世の中の為、国や郷土、組織の為、親や子孫の為でもいいから、“利他”の精神を持って生きると、真の幸福感を味わうことができるようになる。ボランティアや社会福祉活動に象徴される様に、人と社会との関係とは、そのように出来ているのだとも思われます。


我利我利亡者(がりがりもうじゃ)にだけはならないようにしたいものです。

[316]  ●「お祓い、祈祷」の妙(みょう)   Name:道開き   Date:2018/07/23 (月) 11:16
施術者(神主)、被術者(依頼主)、共に霊的大海にどっぷりと浸った状態で行われます。
言霊だけが響き渡り、あとは目に見えない世界での出来事が繰り広げられて行く。

霊的大海は、距離の遠い近いは全く問題にならない。まるでインターネットの様。間にある山嶽、ビルディング等も霊的大海に浸っているが、言霊や思念を遮ることは一切なく、些かの障害にもならず、無きに等しい。

霊的守護の無い状態で行われる“お祓い”なんて、正直恐ろしくて仕方がない。この世界では、遙か遠くから何モノが関与してくるか分からないからだ。私一個人としましては、白鬚神社神霊団の守護の中で、祭祀の一切を執り行っているのが実状です。

[315]  ●土用   Name:道開き   Date:2018/07/03 (火) 13:32
中国暦は『陰陽五行説』によって成り立っており、四季にも五行が配当されている。
春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」となり、「土」は各季節に入る前の「土用」に配当された。
つまり、365日を五等分すると73日ずつとなり、73を4で割ると18日強となる。これを四季それぞれの終わりに配置して「土用」としたのである。つまり、土用は一年の内に四回ある。

「土用」の字義は、「土旺用事(どおうようじ)」「土王用事」といって、「土の気が旺になり事を用いる」からきている。つまり、用は「はたらき」という意で、土気には、元来、物を変化させる働きがあるとされ、その土気が最も働く期間が「土用」ということになり、春夏秋冬の四季をも推移させると考えられた。



現在では、夏の土用〈新暦7月20日頃から立秋の前日・8月7日頃までの18日間〉が一般的に知られている。この期間は「暑中(しょちゅう)」と呼ばれて、“暑中見舞い”を出す習慣がある。

食養生の習わしから、「土用鰻(うなぎ)」「土用餅(もち)」「土用団子(だんご)」「土用蜆(しじみ)」「土用卵(たまご)」等が食されたり、衣類の「土用干(ほ)し」や「丑(うし)湯」「土用灸(きゅう)」の習慣もあった。


土用の期間中は、陰陽道で土を司るとされている土公神(どくしん、どこうしん)が支配を強めているので、土を動かすことは忌むべきともされている。但し、四日に一回の割合で「間日(まび)」が設けられており、この日には、文殊菩薩の計らいで、土公神すべてが清涼山に集められるので、土を動かしても祟りがないとされている。

[314]  ●卯の花腐(くた) し   Name:道開き   Date:2018/06/15 (金) 09:33
卯の花を腐らせるほどの長雨のこと。旧暦四月を卯月というが、新暦でいうと卯の花が咲くのは五月上旬から六月中旬にかけて。
つまり、「卯の花腐しの雨」とは旧暦四月の雨というよりは、「春雨」と「梅雨」の中間の長雨のことなのです。

ちなみに「五月雨(さみだれ)」とは梅雨のことをいいます。

「五月雨を  あつめて早し  最上川」

『奥の細道』の中の、松尾芭蕉の有名な一句です。


「五月晴れ(さつきばれ)」も、梅雨の合間の晴れの日をいいます。

「目には青葉  山郭公(ととぎす)  初松魚(かつお) 」 〈山口素堂〉

の頃ではありません。



とにかく、旧暦と新暦は一月ずれるのです。このことを忘れずに「季節感」を楽しみましょう。

[313]  ●衣替え〈更衣〉(ころもがえ)   Name:道開き   Date:2018/06/03 (日) 11:04
昔は宮中でも民間でも、旧暦四月と十月の朔(一日)が更衣の日とされていました。

通常、更衣といえば旧暦四月一日のことで、夏の季語となっている。更衣の日には、厚い「綿入れ」を脱ぎ、裏地のついた「袷(あわせ)」を着ます。

「四月一日」と書いて「わたぬき」と読ませる名字を持つ人がいるのは、旧暦四月一日に「綿抜き」という別称があるから。

「袷(あわせ)」は旧暦五月四日までで、五月五日からは「単(ひとえ)」に替わり、真夏は麻や絹で織った薄い「帷子(かたびら)」を着ました。


京都の民謡『竹田の子守唄』の歌詞に、

「盆が来たとて、 何楽しかろう。 帷子(かたびら)は無し、 帯は無し・・・」

とあるが、子守り奉公にだされていたらしい唄の中の女の子は、真夏でも「単(ひとえ)」止まりだったということなのだろうか、それとも、立派な帷子がなかったということなのだろうか。

[312]  ●「曜日名」の由来について   Name:道開き   Date:2018/05/27 (日) 08:40
普段から何気なく使用している「曜日」ですが、それには深い意味と遙か遠い歴史があるのです。

1ヶ月を上旬、中旬、下旬と10日毎の「旬(しゅん)」に区切るのは、BC.15世紀頃の古代中国・殷(いん)に始まります。10日を一旬として占う「卜旬(ぼくじゅん)」が起源になります。十干(じっかん)はここから生まれました。

7日を「週(しゅう)」とする時間単位の始まりは何処にあるのかというと、それは古代オリエントとされています。『旧約聖書』の天地創造神話の7日目目を安息日としたことから来ているという説、月の7日、14日、21日、28日を休日と定めていたバビロニアの習慣が暦に導入されたという説などもありますが、実際は、太陰暦における「月の満ち欠け」の新月、上弦、満月、下弦という1ヶ月を4分する周期が、約7日であることに起因しているとされます。

この週の7日を、太陽(日)と月と五惑星(水星、金星、火星、木星、土星)の名で呼ぶようになったのは、BC.2世紀頃のバビロニアやギリシアとされています。
「日・月・火・水・木・金・土」という順番は、実際の天体の位置を示したものではなく、占星術の影響を受けたものです。(この部分の説明を記すとかなり複雑になってしまうので、割愛させていただきます)

ユダヤ暦が厳格に守っていたこの「一週七日制」をキリスト教が受け継ぎ、その後のユリウス暦やグレゴリオ暦にも取り込まれていきました。


この中国起源の七曜(七天体)の名称とバビロニア・ギリシアの占星術に由来する七曜の順を、そのまま曜日として使用している国は日本だけで、世界的にも珍しいのです。欧米諸国では、日と月と神々の名を「曜日名」に当てています。


※〈参考〉

■英語
日   Sunday 太陽(sun)
月   Monday 月(moon)
火   Tuesday 北欧神話の最高神ウォーデンの息子テュール(Tiu)
水   Wednesday 最高神ウォーデン
木   Thursday 最高神ウォーデンの息子トール(Thor)
金   Friday ウォーデンの妻フリッグ(Frigg)。美と愛の女神フレイヤ(Freyja)説もある。
土   Saturday ローマ神話の農耕神サトゥルヌス(Saturnus)



■ドイツ語
日   Sonntag 太陽(Sonne)
月   Montag 月(Mond)
火   Dienstag ゲルマン神話の軍神ツィオ(Zio)=テュール(Tyr)
水   Mittwoch 週(Woche)の真ん中(Mitt)という意味
木   Donnerstag 雷神ドナー(Donar)
金   Freitag 美と愛の女神フレイヤ(Freyja)
土   Sonnabend 太陽(Sonne)+宵(Abend)



■イタリア語
日   Domenica 主の日の意
月   Iunedi 月の日の意
火   Msrtedi マルス神
水   Mercoledi メルクリウス(マーキュリー)神
木   Giovedi ジュピター(ゼウス)神
金   Venerdi ヴィーナス神
土   Sabato ユダヤ教の安息日(シャバット)



■中国語
日   星期天   星期は「週」という意味
月   星期一
火   星期二
水   星期三
木   星期四
金   星期五
土   星期六

[311]  ●『プロジェクトX 挑戦者たち』   Name:道開き   Date:2018/05/17 (木) 15:44
平成“大不況”の真っ只中、2000年から5年間に渡って放送されたこのテレビシリーズは、うつむき気味だった当時の日本人の気持ちを鼓舞し続けてくれたと思われる。
特に印象に残っているのは以下の巻です。

『町工場 世界へ翔ぶ』〜トランジスタラジオ・営業マンの闘い

『厳冬 黒四ダムに挑む』〜断崖絶壁の輸送作戦他

『ツッパリ生徒と泣き虫先生』〜伏見工業ラグビー部・日本一への挑戦

『窓際族が世界規格を作った』〜VHS・執念の逆転劇

『翼はよみがえった』〜YS-11・日本初の国産旅客機


3.11直後、福島原発の鎮圧に当たった方達についても番組にしてほしいものです。あの時、捨て身で任に当たった人達がいなかったなら、今頃の日本は、ほぼ終わっていたと思われるからです。東京や横浜も無人地帯になっていた筈です。未だ避難している方も多数おり、継続中ということもあって、まだそれは難しいのだろうか。

[310]  ●やはり、九星は妙(みょう)   Name:道開き   Date:2018/04/28 (土) 14:32
NHK朝ドラ『半分、青い』のヒロイン役の永野芽郁さんを九星で見てみると、

●《一白水星》年「一白水星・酉(とり)」月生まれで、以下の方達と同じ生まれになります。


・安達祐実、クミコ、浅田真央(フィギアスケート)、福田沙紀


声や話し方が浅田真央さんに似ているな〜、と思いました。真央ちゃんが「ハーフ(半分)、ハーフ」と話していた時そのままだな〜、と。

[309]  ●年内立春とは   Name:道開き   Date:2018/04/17 (火) 15:08
二十四節気の中でも「立春」は、節月(せつげつ)の年の変わり目となる「正月節」であり、「年の九星」も立春の日をもって遁甲(とんこう)して入れ替わります。つまり、「年の九星」の元日は立春なのです。新暦の2月4日頃になります。

正月節−立春    二月節−啓蟄    三月節−清明



一方、旧暦の暦月(れきげつ)は、月の満ち欠け(朔望月・さくぼうげつ)を基本単位として一年を組み立てており、一朔望月が約29.5日なので、毎年11日余りずれることになり、3年ごとに閏(うるう)月を置いて調節します。よって、旧正月の元日は約一月の間をズレ動くことになります。


この場合、旧正月後に立春を迎えると「新年立春」といい、旧正月前の前年12月に立春を迎えると「年内立春」と言います。「新年立春」と「年内立春」の割合はほぼ同じになります。
立春と旧正月の元日がピタリと一致する年もあります。

以下はその事に関する、10年ほど前の白鬚神社窓口内「掲示板」への書き込みです。


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[56] 未来予想図U Name:道開き Date:2009/03/17(火) 14:02 


●新(あらた)しき  年の初めの  初春の
     今日降る雪の  いや頻(し)け吉事(よごと)


『万葉集』全4,516首の最後を締めくくる大伴家持(おおとものやかもち)が詠んだ歌です。家持は『万葉集』の最終的編集者ではないかともされているようです。

「旧暦の元旦と立春が重なる年は19年毎に巡って来るが、この年はそういっためでたい年であり、豊年の瑞兆(ずいちょう)である雪も降っている。ますます吉事よ 重なって行け」

といった内容の歌で、今後の未来を祝福した歌で締めくくっています。
「めでたい言葉を発すると吉事が起こってくる」という“言霊(ことだま)信仰”が基になっています。

今年の元旦に、NHKのBS-hiで「万葉集への招待」という三時間枠の番組が放送され、『万葉集』の面白さを十二分に堪能させていただきました。視聴者による人気ベスト10だとかいった試みも楽しかったし、歌の詠まれた現場のハイビジョン映像も素晴らしかったです。これほど楽しく『万葉集』にふれられるなんて想像もしておりませんでした。

有名な恋の歌や死者を悼む歌、自然を喜ぶ歌のみならず、今で言うところのナンセンス・ソングだとか、酒を讃える人生の哀歌だとか、東国から九州に赴いた防人(さきもり)の母を思う歌だとか、実に多種多様な歌が集められていること知りました。・・・・中には、「地方に単身赴任している夫の浮気の現場へ、都から妻が早馬を里中に轟かして乗り込んできた」というかなり危ない歌(大伴家持の作で、部下を戒めた歌らしいのだが、かなりのユーモア・センスの持ち主だったことが窺えます)なども紹介されたりもしました。

学校で教わる古典文学としての『万葉集』は、格調高いものとして必要以上に権威付けをしてしまったり、文法にこだわりすぎたりしているようにも思われます。そうすると、和歌そのものが持つ生気のようなものが伝わってこなくなるし、古めかしい堅苦しいものにしてしまうことにも成りかねません。和歌の伝統を発展させて行くのも衰退させてしまうのも、その捉え方、取り上げ方一つによるのではとも考えられるのです。

文明の利器を活用して映像と共に和歌を味わえれば、若い人達もイメージを膨らませることもでき、さらなる興味が湧いてくるのではとも考えられました。

やはりここでも大切になってくるのは、関わった人の“温故知新のバランス感覚“ということになるのでしよう。

[308]  ●“改暦”にまつわる東西のエピソード   Name:道開き   Date:2018/04/01 (日) 10:06
本日は4月1日で、西洋で言うところの「万愚節」です。軽いウソをついても許され、だまされた人をエイプリール・フール(四月バカ)という。

古来、西洋では3月25日から新年とし、春分祭(4月1日はその最終日)を一年の区切りとしていた。1564年、フランスのシャルル9世が1月1日をもって新年とする暦を採用した際、これに反発した人々が「ウソの新年」として4月1日に旧来どおりの新年を祝う馬鹿騒ぎをしたという。
シャルル9世はこの事態にひどく憤慨し、参加した人々を逮捕し、処刑してしまった。その中にはまだ13歳だった少女も含まれていたらしく、人々は王への抗議と、この事件を忘れないために、その後も毎年4月1日に「ウソの新年」を祝うようになった。のちにヨーロッパ諸国にも広まったと伝えられる。




日本でも、明治5年11月9日、「太陽暦改暦の詔(みことのり)」と「太政官布達」が発表され、来る12月3日を明治6年1月1日とするとされた。

暦は人々にとって重要な社会インフラで、発表から一月もしない内に、旧来の太陰太陽暦から太陽暦(新暦)に改暦されることとなり、国中が大混乱となりました。

なぜ突然の改暦が断行されたのかというと、当時の明治政府の苦しい台所事情に原因があったらしく、近代国家に生まれ変わるために金がいくらあっても足りない状態だった。そこに明治4年から官吏の俸給が年俸制から月給制に切り替えられた。

翌年の明治6年には閏(うるう)6月がやって来るので、一年度内13か月となり、一月分増えてしまうということは大きな負担である。これを避けるために太陽暦を急遽採用したというのが実情だったらしい。
(正確に言えば、政府は12月が2日しかないことを理由に明治5年の12月分の給料を支払わなかったので、まるまる2か月分の俸給支払いを浮かせたことになる)

大隈重信参議の主導の下に行われたとされている。

[307]  ●「古代遺跡→土圭(とけい) → 時計」   Name:道開き   Date:2018/03/15 (木) 08:45
以下の知識を持っていると、無人島漂着時や災害時のサバイバルに役立つと考えられます。


「時計」以外に「時」という字を「と」と読む例はなく、普通は「とき」と訓ずる。つまり「時計」は「土圭」の当て字なのです。
もともと「土圭」というものは、太陽の運行を観測して「方位」を定め、「季節の推移」「時刻」を測定する器具を意味しました。

地面に垂直に柱を立てて、その影の長さを測定するだけのシンプルな作りで、この柱を中国では「表(ひょう)」といい(西洋ではグノーモンあるいはノーモンという)、影の長さを測定するために柱に垂直に取り付けた目盛り尺を「圭(けい)」または「土圭(とけい)」といい、合わせて「圭表」と呼んだ。

古代エジプトのオベリスク(方尖塔)やイギリスのストーンヘンジ、縄文時代のストーンサークルなども、太陽祭祀の為の施設であると共に、太陽の運行を知るために作られたものとされています。



◆ポイント 「太陽の南中高度」


太陽の南中高度は季節によって変化する。夏には高く、冬には低くなる。
地球の公転と地球の自転軸の傾き23.4度が関係しています。

春分・秋分における南中高度  90度−その地点の緯度
夏至    〃   〃       90度−その地点の緯度+23.4度
冬至    〃   〃       90度−その地点の緯度−23.4度



映画『天地明察』で知られる、初の日本国産暦・貞享(じょうきょう)暦を作成した江戸幕府初の天文方・渋川春海(安井算哲)などは、「圭表(けいひょう)儀」という装置を使って冬至・夏至がいつかを調べていました。


※磁北と真北
方位磁石は地球のもつ磁場の方向=磁北を指し示しますが、この方向は北極点の方向=真北とは異なる。日本付近では、磁北は真北に対して5〜9度ほど西に傾いている。



●太陽の動きから方向を知る

@影の長さが最も短いときが南中時。その時に影の示す方向が真北です。但し、この前後の影の長さはあまり変化しないので、正確に求めるのは困難です。

A午前中の東側にある太陽の影と、同じ長さの午後の西側にある太陽の影の先端を結び、それに垂直な線を引くことで南北がわかる。

B日の出入りからも方位を知ることができる。日の出が最も北寄りになるとき(夏至)と、最も南寄りになるとき(冬至)の方向の中間(春分・秋分)が東です。

[306]  ●「心のケア、お断り」   Name:道開き   Date:2018/02/23 (金) 14:20
今考えると、3.11直後から、やたら多くのNPO、宗教団体、学者たちが被災地入りして来た。

本気で被災地の人たちを支援しようとしている団体もあれば、ドサクサに紛れて教勢を伸ばそうとしている宗教団体(オウム真理教が崩壊後のソ連に入った時の様に)や、とりあえず被災地を対象とした調査を冊子に取り纏めてみようとしているだけの団体、原爆投下後の広島や長崎に治療ではなく被爆調査を目的に入った米軍の医療チームのような団体もあった。

「あなた達がしっかりしていないから被災地は大変な状況下にあるのだ、宗教者として何とも思わないのか」「これから神社として成り立っていくのか?」みたいなことも散々言われ、こちらも「被災している神主の所に突然やって来て、何が言いたいのか」とも思った。そういった事も含めての被災地でした。




東日本大震災の2ヵ月後、せんだいメディアテークで、阪神大震災を経験した哲学者として講演に立たれ、2年後からは館長を務められていたという、元大阪大総長、元京都市立芸大学長の鷲田清一さんを扱った新聞記事を読み返している。

氏は、被災者自身の「語り直し」の大切さを唱え続けている。

「人に語るということは、少しずつ悲しみを引きはがし、一つの出来事に整える。自分という存在を組み立ててきた物語を再構築することで大切な人の死を受け入れていく」


「自分で納得するには、人に物語を与えられるのではなく、自分で語りきらないといけない。語りは誰かに向けるものだから、そばに聞く人が要る。話し終えるまで、遮ったり、せかしたりせずに待つこと。人は大事にされている気持ちを感じたとき、自分の心や魂に気づく」


被災地に「心のケア」という言葉が氾濫する状況に抵抗を感じた。「心のケア、お断り」と張り紙された避難所さえあったらしく、善意の押し売りとなり、被災者の心に壁を築いてしまったのだろうとしている。

「出来合いの言葉で慰め、・・・・宛先のない万人に通じる言葉は、暴力にもなりうる」


「死者は自分を映す鏡。この世にはいない思想家や作家、家族らに心で話しかける。人は死ぬと失われるのではない。むしろ自分にとってかけがえのない対話の相手として生まれ変わる」


河北新報 平成27年6月23日 「祈りと震災」 “ 挽歌の宛先 ”より



全くその通りだと思う。映画『スタンドバイミー』での、焚き火を前にした二人の少年の問わず語りのシーンが思い出される。
自分にとっては、この掲示板に書き込みすること自体が「心のケア」になっているとも考えています。

[305]  ●九星の妙(みょう)  −『あまちゃん』の場合 −   Name:道開き   Date:2018/02/13 (火) 17:05
昨今、浮名を流している観もある小泉今日子さんではありますが、3.11直後に被災地を応援してくれたNHK連続ドラマ『あまちゃん』では、あまちゃんの母親役を演じておられました。その娘時代の役を演じたのが有村架純さんでした。

小泉さんと有村さんを九星術で観てみると、共に《七赤金星》年「八白土星・寅(とら)」月生まれの女性となります。二人は星の縁で結ばれた間柄でした。


他の同じ生まれの方をも、外見的に2つのタイプに分けてみます。


【Aタイプ】 都はるみ、香里奈、相川七瀬、吉岡聖恵(いきものがかり)、有村架純

【Bタイプ】 佐久間良子、吉瀬美智子、小泉今日子、石川佳純(卓球)



.......

[304]  ●「果報は寝て待て」   Name:道開き   Date:2018/01/22 (月) 20:20
「待てば海路の日和あり」でもよいかもしれません。小室哲哉さんの引退宣言は非常に良かったと思います。少しでもノルマ的な仕事を減らし、あとは出来るだけ普通の暮らしを続けていれば良いのだと思います。そうしていればやがて、止めどもなく「降りて来る」様になり、それを書き留めていれば自然に作品になるのだと思われます。小室さんの場合は「枯渇」というよりも「疲弊」なのでしょう。

当然、小室さんにお目にかかったことはないのですが、同学年なので、自分で勝手に同級生として捉えています。岩崎宏美さん、森昌子さんなんかがテレビで歌っているのを見ても、「おお同級生、頑張ってるな」と思ってしまうのです。

[303]  ●何事においても「ベンチャー精神」は大切   Name:道開き   Date:2018/01/21 (日) 17:13
多種多様な“憑き物”のお祓いをしていると、同業者からは「そんな怪しい行為をして・・・・」とバカにされたり、見下げられたりすることはよくあります。私としましては、今後の神社界の為になることだとの信念を持ってそれを行い、体験の詳細を書き残しているのです。

神職をしてる限り必ず、「何かに憑かれているから助けてほしい」といった申し出は受けるものと思っていた方がいいです。「憑かれるあなたの心持ちがよくないからだ」「うちはそういったお祓いはしていません」などといって断っているようでは、神職としての良心の呵責に苛まれるかとも思われます。いや、そう思うくらいならまだましな方かとも思われます。

氏子・崇敬者との関わりの中で、映画『エクソシスト』でメリン神父が悪魔ルシファーと対決したようなことが起きないとも限りません。『古事記』『日本書紀』『万葉集』等の古典の知識も大切ですが、その様なケースでは、実践的な「実際にあった体験談」は非常に有用なものとなるでしょう。

一つの対象へのアプローチの方法は様々だとは思われますが、古典を読んで一足飛びに“神様の実在”に触れることはかなり難しいとも考えられます。一般的に低俗とされている事柄から、少しずつ少しずつ解決の糸口を見つけ出してゆき、やがては「どうしても神様の存在を抜きにしては考えられない」といったところに辿り着くのが、案外一番の近道になるのではなかろうかとも考えています。

人生いろいろ、仕事もいろいろ、神社も神主もいろいろなのがいいのです。唐詩に李白もいれば杜甫もいるし、ニューミュージックにおいてもユーミンもいれば中島みゆきもいるのです。バイアスで物事を見るのはよくないと思われます。真理の山への登り口はたくさんあるものと思います。

[302]  ●運勢 2018   Name:道開き   Date:2018/01/01 (月) 20:47
今年の立春は2月4日の18:56頃で、この日から「節入り」となります。

旧暦の「節切り」(二十四節気の)では、立春が一年の始めとされ、“年変わりの節気” と呼ばれています。 立春は雑節の基準日でもあり、八十八夜、土用、二百十日などは立春から起算されます。
“運勢学”上の「九星」も、この時刻を境に【運勢盤】上を遁甲(とんこう・・・移動)します。つまり、「年回り」が変わるのです。

今年は《九紫火星》の年なので、今回も又、「干支・九星術」の《九紫火星》年生まれの方の、月ごとの特徴を少しばかり取り上げてみます。



●《九紫火星》年「五黄土星・寅(とら)」月生まれの男性
〔今年は、2月4日の06:35〜3月6日の00:23までに生まれる男性〕

・外見的に三つのタイプに分けてみます。

【Aタイプ】 藤岡弘、出川哲朗
【Bタイプ】 阿久悠、狩野英孝
【Cタイプ】 宇崎竜童、中条きよし、佐野史郎、向井理

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・プライド高く強情で、一度やり出したら後には引かない強い意志を持った人が多い。
・見栄張りで体裁屋ではあるが、巧言令色の人には弱い面もあるので、自己防衛力を身につけることが大切である。
・目先の利く感受性も強く持っているので、相手の心を見抜くことが上手である。
・名誉欲もあって若い時代は変化に富んだ生活を送り易い傾向にある。
・家庭ではワンマンぶりを発揮する。




●《九紫火星》年「五黄土星・寅(とら)」月生まれの女性
〔今年は、2月4日の06:35〜3月6日の00:23までに生まれる女性〕

・外見的に三つのタイプに分けてみます。

【Aタイプ】 秋吉久美子、鈴木あみ、蓮佛美沙子
【Bタイプ】 小林千登勢、島崎和歌子、大政絢
【Cタイプ】 矢野顕子、ハイヒール・モモコ

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・真正直で地味ではあるが、聡明さがあって機転のきくところを持っている。
・温和であるが相手のお世辞や甘言にのりやすい面がみられる。
・目先がきくが取り越し苦労性のところもある。
・金銭面には関心を持ち、貯蓄に励むが、派手好みで流行のセンスを追うところがある。
・主婦ともなれば家庭を大事にし、家事を上手に切り盛りしていく人である。




●《九紫火星》年「三碧木星・辰(たつ)」月生まれの男性
〔今年は、4月5日の05:09〜5月5日の22:13までに生まれる男性〕

・加山雄三、西城秀樹、設楽統(バナナマン)

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・頭の回転が速く、思慮深く、いつも希望に向かって進む人である。
・社交上手で、人の話もよく聞き吸収もするが、苦労性で自立精神を持った人が多い。
・見栄を張り体裁を重んじる方で行動は活発であるため、セールスマンとか教育者に向いている。
・お人好しの面もあるため甘言に乗りやすいところがあるので注意した方がよい。
・ケチで握り屋である反面、女性に甘いので乱れ易い傾向があるので注意が必要。






●《九紫火星》年「一白水星・午(うま)」月生まれの男性
〔今年は、6月6日の02:18〜7月7日の12:27までに生まれる男性〕

・明石家さんま、野々村真、阿部寛、GACKT、伊東四朗、浅井慎平(写真家)、西川きよし、具志堅用高

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・一見優しそうに見える上品な紳士のタイプといった人が多い。
・プライドは高く、勉強家でもあるが、交際は上手で派手に振る舞うところがある。
・デリケートな心の動きを示すが、割と苦労性な一面があるあるために自己反省をして努力する。
・情にもろいところがあるので相手の弱点を突くことはしない。
・金銭面に執着するところがあるので貯蓄に努め、家庭にあってもお金を大切にする人です。




●《九紫火星》年「一白水星・午(うま)」月生まれの女性
〔今年は、6月6日の02:18〜7月7日の12:27までに生まれる女性〕

・薬師丸ひろ子、波瑠、中澤裕子(モー娘)、板野友美(AKB48)、夏帆

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・愛嬌のある人が多く、円満そうに見えるが芯は強く、度胸もある方で、妥協は好まないので信頼を失うことがある。
・商売は上手な方で金銭面にも高い関心を持っているから、よく働き蓄財に努力する。
・派手好みで体裁を飾るところがあるので、注意しないと財を失ったり、信用を失ったりするので注意が必要です。
・家庭内では何かとうるさい方である。




●《九紫火星》年「九紫火星・未(ひつじ)」月生まれの男性
〔今年は7月7日の12:27〜8月7日の22:17までに生まれる男性〕

・堤真一、安住伸一郎(アナウンサー)、近藤真彦、椎名桔平、緒形拳、内村光良、堺正章、坂口健太郎、袴田吉彦、橋本龍太郎(元総理)、森喜朗(元総理)

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・外見的には純和風な目鼻立ちの人が多い様に思われます。
・よく働く実行型のタイプで、行動は地味であるが働くことに生きがいを持った人である。
・社交も上手にやり、機転も利き、職場では目上や上司に好かれ、重宝がられる。
・プライドが高く、嫌いな人の前でも自己顕示欲を発揮する。
・仕事に関して干渉されたり、無視されると腹を立てる。
・他人の面倒もよくみ、頼まれると真剣に努力する。
・金銭面でも恵まれているから晩年は豊かに生きられるが、あくまでも努力次第である。
・家庭ではよい父親の人である。




●《九紫火星》年「九紫火星・未(ひつじ)」月生まれの女性
〔今年は7月7日の12:27〜8月7日の22:17までに生まれる女性〕

・高島礼子、木の実ナナ、山本美月、前田敦子(AKB48)、柏木由紀(AKB48)、松井玲奈(AKB48)

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・頭がきれ、よく働く人で、人前に出ても立派にやってのける度量を持っている。
・プライドも高く自我意識は強く持っている方であるが、働くことには抵抗感を持っていない。
・金銭についても関心が高い方でケチる面もあるが、理由を納得すれば気前よく出す面も持っている。
・人の面倒もよくみるので信望もある。
・主婦となれば生来の誠実さを発揮し、良き賢婦人となれる人である。




●《九紫火星》年「八白土星・申(さる)」月生まれの男性
〔今年は8月7日の22:17〜9月8日の01:23までに生まれる男性〕

・田村高廣、アンディ・フグ、スギちゃん

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・よく働く実行型の人が多く、商売のかけ引きは上手な方である。
・自分をよく見せようと虚勢を張る面がある。
・焦心なところもあり時には感情が先走る面もみられる。
・人を見下したり、怒鳴ったりするところがあったり、全く黙りこくってしまう人もいる。
・人を選り好むところはあるが真面目さがあり、仕事は最後までやり抜く。
・派手好みの割にケチるところがある。
・愛妻家で家庭を大切にする人である。




●《九紫火星》年「六白金星・戌(いぬ)」月生まれの女性
〔今年は10月8日の17:12〜11月7日の20:30までに生まれる女性〕

・浅丘めぐみ、松嶋菜々子、坂口良子、山口智子、深田恭子、吉本多香美、向井亜紀、倉木麻衣、夏川りみ、椎名佐千子、真木よう子、瀧本美織、須田亜香里(AKB48)

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・外見的には顔のふっくらとした人が多いように思われます。
・情にもろい所があり、人の話はよく聞くが行動的でない面も見られる。
・おだてに乗り易い所もあって、お人好しで頼まれると何でも引き受けてしまうというところがある。
・威張りたがる側面も見られ、威圧的な人には見下した態度で対応する。
・目先がきき金儲けも上手な方であるが苦労性の人が多い。
・虚栄心も強く自己本位になり易いので失敗も少なくない。
・家庭を大切にしてよく働く主婦となる人が多い。




●《九紫火星》年「五黄土星・亥(い)」月生まれの男性
〔今年は11月7日の20:30〜12月7日の13:29までに生まれる男性〕

・浅野忠信、清水宏次朗、パンチ佐藤、中野浩一(競輪)、猪瀬直樹、ロンドンブーツ淳

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・飾り気があって、表面は静かで体裁を重んじる人が多い。
・よく考えて行動する人で、常に勉強し努力するタイプであるが、見栄張りで剛情なところもある。
・言い出したら最後までやり通す堅実型の人でもある。
・頭脳明晰の人で目先もきくので信頼を集める。
・人当たりも良く、親切心もあり、困った人を助け、よく協力もする人である。
・おだてられたり、誉められたりするとその気になり易い面があるので気をつけた方がよい。
・家庭を第一に考える人で愛妻家でもある。




●《九紫火星》年「五黄土星・亥(い)」月生まれの女性
〔今年は11月7日の20:30〜12月7日の13:29までに生まれる女性〕

・外見的に二つのタイプに分けてみます。

【Aタイプ】 倍賞美津子、杉田かおる、二谷友里恵、土井たか子(元国会議員)、川中美幸
【Bタイプ】 大原麗子、麻木久仁子、幸田來未、久保田祐佳(NHK女子アナ)

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・表現する才能に優れているので芸能関係に向いている人が多い。
・正義感も強く、困った人を見ると損得を考えずに手助けする。
・道徳心や義理にも厚い方で信用度も高い人である
・剛情なところがあるので、人の忠告を素直に受け入れることは中々しない。
・人つきあいは上手にやるが片意地なところあるので社交にむらが見られる。
・金銭面には高い関心を持っていて蓄財にも努めていく。
・主婦ともなれば夫をリードし、家庭大事につとめていく人である。




●《九紫火星》年「 四禄木星・子(ね)」月生まれの女性
〔今年は12月07日の13:29〜来年1月6日の00:43までに生まれる女性〕

・加藤あい、さとう珠緒、岡本綾、中江有里、桜井幸子、おのののか、高畑充希、福島瑞穂(国会議員)、小渕優子(国会議員)

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・気の強い面もあるが、弁舌は上手な方で人を惹きつけるところがある。
・気はまじめであるので曲がったことをされると腹を立てて怒る。
・お人好しの面もあり、お世辞には弱く、欺されることがあるから気をつけること。
・目先はきく方なので何かと気苦労するところも見られる。
・家庭の主婦としてよく働く人で金銭に関しても高い関心を持っているのでコツコツと貯めることに努力するし、子どもの教育にも熱心に取り組んでいく。

[299]  ●MY『マイ・フェア・レディー』論   Name:道開き   Date:2017/12/03 (日) 17:32
これもまた古い話になります。まあ、古くて新しい話とでも言ったらいいでしょうか。現在はインター・ネットの普及により、携帯でのYou Tubeやグーグル検索によって、いつでもどこでも、これまでに決して見ることができないと思っていた画像や映像を簡単に見ることが出来るようになりました。

ジュリー・アンドリューズがイライザ役として出ていたブロードウェーの『マイ・フェア・レディー』の舞台の古い画像なども見ることができます。ヒギンズ教授役は映画と同じ、レックス・ハリスンが演じていた様です。かなりのロングラン上演されていた舞台の映画化に当たり、映画プロデューサーはその主役の座を、当時の大人気映画女優のオードリー・ヘップバーンに変更してしまったのでした。まだ映画に一度も出たこともないジュリー・アンドリューズを起用する冒険はできないと考えたみたいです。失敗は赦されなかったのでしょう。

そして映画は大ヒットとなり、その年のアカデミー賞を七部門も受賞しています。私的にも、映画はオードリーで良かったんじゃないのかな〜と思っています。高校一年の時に初めて見た際には、オードリーのキレッキレの踊りには驚かされもしましたし、魅了もされました。なにせ、本格的にバレリーナを目指していた人ですから当然のことです。

邦画『Shall we ダンス?』の草刈民代さんなんかも元々がバレリーナなので、社交ダンスを踊るラストのシーンなどは、余裕のヨッチャンの様にも見受けられました。やはり基本のできている人というのは、ジャンルの異なるどんな踊りをさせてみても、簡単にこなしてしまうものなのでしょう。

若い頃に影響を受けた極真空手の創始者・大山倍達さの著書にも書かれていたのですが、「ダンサーに空手を教えたら、あっという間に強くなってしまう」ということです。『ウエストサイド物語』で空中を飛び踊るジョージ・チャッキリスの姿を思い起こせば、誰もが納得する言葉です。

ある意味、高一の時の私は、オードリーから横面に上段回し蹴りか、脳天に踵(かかと)落しをくらった様な衝撃を受けていたのかもしれません。

それに映画は舞台とは異なり、歌の吹き替えが可能です。あの『ティファニーで朝食を』で歌った「ムーン・リバー」の低音ボイスを披露しなくてもOKだったのですから。


一方のジュリー・アンドリューズは、さぞかし憤慨したことでしょう。彼女の心境を想像するに難くありません。ただし、オードリーほど踊れたかを考えると、おそらくは無理だったでしょう。歌は確かに上手い。後に彼女の代表作となる映画『サウンド・オブ・ミュージック』の「ドレミの歌」を聴けば、誰でもが判ることです。

しかし彼女も、映画『マイ・フェア・レディー』への不起用によって得したこともあると思います。その年に映画初主演したディズニーの『メリー・ポピンズ』で、アカデミー主演女優賞を獲得したからです。私的に見て、大した演技をしている様にも思えません。おそらくは、アカデミー賞の選考者の方たちが彼女の心境を慮り、オードリーではなくジュリーにサプライズ・プレゼントを与えたのではなかろうかと考えています。

あの一見華やかに見える世界では、今も昔も悲喜こもごも、様々なドラマが繰り広げられているみたいです。

[298]  ●ABBA(アバ)論   Name:道開き   Date:2017/11/12 (日) 11:42
またまた古い話を持ち出すこととなります。アバとは誰もが知る、北欧スウェーデン出身の男女混合の歌手グループ名です。『ダンシング・クイーン』などは、シドニーオリンピックの閉会式でも歌われた程の名曲です。

金髪のアグネタは、1950年生まれで、17才でアイドルとしてソロ・デビューしていたらしい。アバというグループの象徴的な存在でもある。

夫のヴィヨルンは、有名なフォークソング・グループのリーダーだったらしい。ベニーについては、ロック・グループの出身だということだ。二人は、曲作りでアバの土台を支え続けました。

アバの中のもう一人の女性、栗毛(時々赤毛)のフリーダ(アンニ・フリード)は、1945年生まれで、18才にしてテレビのレギュラー番組を持つ程のジャズ歌手だったらしい。

その異色の四人がユニットを組んで、1973年にアバが生まれた。翌1974年のユーロビジョン・ソング・コンテストに優勝し、『恋のウォータールー』で世界に羽ばたいたのでした。

このときアグネタは24才で、アイドル年齢としてはまさに花盛り。一方のフリーダは29才、もう少しで三十路に手が届きそうな年齢だ。さらにアグネタはアイドル出身なので、身振り、手振り、表情作り、踊りに長けていた。フリーダは歌で勝負するジャズ・シンガー出身なので、そういったことが苦手な様に見受けられた。二人並んで歌うと、どうしても見劣りしてしまう。ちょっと可哀想に思われました。

かといって二人とも、アバというユニットを組まなかったならば、あそこまでの世界を席巻するような大活躍は出来なかったでしょう。よく日本の歌手グループでも、人気が出るとボーカルがソロ・デビューしてしまい、鳴かず飛ばずで終わってしまうという、或る種の勘違いケースをよく見かけます。ユニットの「力」、グループの「力」というものは確実にあるのだと思う。余談になりますが、AKB48出身者がこれからの芸能界に、果たして何人残っていられるのだろうかという話にも繋がります。ピン、ソロで活躍するということは、それほどまでに大変なことだと思われます。

余り政治については詳しくないのだが、安保法制、日米同盟、TPPの締結といったことも、やはり長短様々な事があるのだろうから、どこで妥協し、それによって何を得るか、ということになるのでしょう。アバというグループの話から国際情勢の話にまで発展してしまいました。

[297]  ●映画『ゴースト ニューヨークの幻』を5回は観ましょう!!!!   Name:道開き   Date:2017/10/17 (火) 11:15
30年前の古い映画ですが、そうすればシッカリとあの世へ向かうことができます。

人に憑依して害を及ぼしている霊というのは、

(1)自分が死んでいることが解らない。

(2)向かうべき死後の世界があることも解らない。

生前に、これらの事を強くシッカリと認識しているか否かが、死後においては非常に重要なこととなるのです。それができていないと、下手をすると何十年も、何百年も、死んだ時の思念のままの霊的盲目状態で亡くなった場所に留まっていたり、生前の家にもどって生者と共に生きていると勘違いした生活を送っていたり、職場にいたりすることにもなりかねません。

そういった状態でいるということは、お迎えの霊たち(決して、神様や仏様が直にお迎えにいらっしゃるのではなく、お使いの高級霊たち、つまり、神さまの元で学んで浄化されている、親、兄弟、夫、妻、友人等の、生前に親しく接した信頼の置ける霊たち)が来ても受け入れることが出来ないことになります。

さらに、生きている人の磁気オーラの中に入ってしまったりしたものなら(いわゆる、人に憑いている状態)、お迎えの霊たちから見ると、全くの行方不明の状態も同然となるみたいです。

とにかく、死んだ後に迷わないで済むようにする為には、

@ 自分が死んだら、“向かうべき世界”があり、“向上の道”が開けている。

A 親、兄弟、夫、妻、友人等の、生前に親しく接した信頼の置ける霊たちが、必ず迎えに来る。


この二つのことを、生前から強く心に留めておくことこそが最重要となるようです。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


※参考

[195] ●『大霊界』 Name:道開き Date:2014/07/13(日) 09:44 

映画シリーズのUだったか、Vだったかの、「丹波哲郎がお迎えにあがりました」というコピ−が非常に印象的だったことを覚えています。映画の内容は、スウェーデンボルグの『霊界著述』がベースになっていると思われます。スウェーデンボルグ協会の協力が制作字幕に載っていたことを記憶しています。

半月ほど前、東北大学の実践宗教学を研究されている3名の先生方がお越しになられました。末期医療のホスピタリティーや被災地におけるメンタル・ケアの観点から、「臨床宗教師」研修を開催しているので受講しないかとのことでした。


自分なりに、被災地におけるメンタル・ケアという観点から震災直後の頃のことを思い出してみますと、氏子の方たちのメンタル・ケアだとかいったことは、とてもじゃないが考えられる状況ではなかったというのが本当のところです。誰もが、まともに互いの顔を見合わせることができなかったし、へたな励ましの言葉なども、とてもじゃないが掛けられたものではありませんでした。それなりに顔を合わせて話が出来るようになるまでには二年は掛かったように思います。それだけの時間の経過が必要でした。これは被災した人たちの共通認識だと思います。

宮澤賢治の「雨にも負けず 風にも負けず」の詩に出てくる“でくのぼう”の様になって、ただ、おろおろしていたというのが本当のところです。他に成すすべなど有りませんでしたので。ただただ、被災した家の神棚や氏神社、井戸の「ご神ぬき」の祭祀を、求められるままに普段の通りに行っていただけでした。自分も氏子の方々も、共に半分泣きながらの状態で、ただただ神様に今後の良き導きを願う内容の“祝詞(のりと)”を奏上するだけでした。我々神職にとっては、祝詞が総てなのですから。



自分なりに、期末医療のホスピタリティ−の観点から思いを巡らしてみると、『ゴースト ニューヨークの幻』という古い映画がありますが、非常に良くできたスピリチュアル映画だと思っています。この世とあの世の関係が分かりやすく描かれた秀作だと私は考えています。

特にラストのシーンが素晴らしい。この世への執着から解き放たれた主人公を、ウッピー・ゴールドバーグ演じる黒人霊媒師があの世へ向かうことを促すシーンです。

「さあ、お迎えがいらしたわよ」

あの世への霊道が開き、浄化された霊人たちの姿がぼんやりと映し出され、その方たちに囲まれながら主人公の霊はあの世へと向かっていきます。

このラストシーンのイメージが本人の脳裏に存在していれば、人は必要以上に死の恐怖に苛まれることなく、ある程度の幸福感を持った状態で終末を迎えることができると思います。



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※参考

★本田霊学とスピリチャリズム

良くない事が続くと、何でもかんでも霊の仕業にしてしまう人がいます。逆に、霊の存在など一切信じようとしない人もいます。どっちもどっちだとも思われますが、しかし、明らかに憑霊が原因しているというケースはよくあるものなのです。

特定の場所に執着を持ち、恐れと悔恨の中でもがき苦しんでいる霊もいます。生者の磁気的オーラに入り込み、生前の利己的で邪悪な性向のまま欲望のはけ口を見出そうとしている霊たちもいます。

体調がすぐれない時には、先ずは病院に行って診察を受けることが第一です。しかし、医者に診てもらっても原因が特定できない病気というのも多々あります。ある時期を境に人格が変わってしまったとか、大酒飲み、薬物飲用、その他の癖、自殺願望、犯罪など・・・憑霊が原因しているケースは少なくないのです。

そういった生者に害を及ぼしている霊というのは、

(1)「自分が死んでいることが解らない」、

(2)「向かうべき死後の世界があることも解らない」でいます。

より高い霊界へ進歩した霊人達(浄化された高級霊たち)は、これらの迷える霊達を救い出し、正しい方向へと導こうと常に努力しています。
迷いの中に執着し、もがき苦しんでいる霊は“霊眼”が開かず、何とかして向上の道へと導こうとしている近親者の霊達が“お迎え”に来ても、その存在に気づくことすら出来ません。ましてや、生者の磁気的オーラに入り込んで憑依している霊ともなると、こういったお迎えの霊達から見ると全くの行方不明状態なのです。

憑依を受ける側の人にも条件があります。@生来の霊媒体質、A精神・神経系統の疲労、B急激なショックなど。つまり、生命力が低下すると抵抗力が弱まり、霊の侵入が容易になるようなのです。
更に、最悪なケースは、C一見、無害な自動書記やウイジャ盤(西洋盤コックリさん)の実験をしている内に精神を患ってしまった人たちです。


今から100年ほど前の米国に、このような憑依霊の犠牲となった患者たちの治療に当たった精神科医のスピリッチャリストがおりました。カール・A・ウィックランド博士です。1909-18年には国立シカゴ精神病学会の会長を務めたほどの社会的に認められた人物で、霊媒だったアンナ夫人の協力の下で心霊研究の書を著しました。

『Thirty Years Among the Dead(邦題「医師の心霊研究30年」)』。

同じく医師であり、心霊主義者でもあった、「シャーロック・ホームズ」シリーズの作家としても有名なコナン・ドイルなどはこの書を篤く推奨しています。

患者に軽い静電気をあて、憑依霊を同席させたウィックランド夫人に移転し、諭すという方法を取りました。(“本田霊学”における「鎮魂帰神法」時に指先から放出する霊気にも類似している)

その際には、「心霊に関する法則に精通するとともに、常識と識別力が必要であり、さらに、科学的方法は心霊研究においても非常に価値ある手段となる」としています。
(“本田霊学”における「審神者(さにわ)」の条件ともほぼ同じです)

キー・ワードとしては、「思念の集中」という言葉が何度も出てくる。つまり、かなりの遠隔地にいる精神異常と見られている憑依霊の犠牲者や家などに対して、心霊サークルで行われている一連の思念法を行うと、霊界の協力者の高級霊人達がサークルまで憑依霊を連れて来て、霊媒者のウィックランド夫人の身体に入れてくれる。
(これも“本田霊学”で最重要視している「鎮魂力」とも非常に共通している)

ウィックランド夫人は常に霊界側より、“慈愛団(マーシイ・バンド)”と呼ばれる強力な高級霊人のグループによって守護されていたといいます。悪霊達も「類は友を呼ぶ」的に徒党を組む傾向にあるようですが、世の中を善なる方向へと導こうと働きかけをしている霊たちもグループを組んで動いているようなのです。ウィックランド夫人に限らず、優良な霊媒の背後では、こういった善良なる霊団が組まれているということです。



★★★

当社におけるお祓いや御祈祷の場合も、数多くの神さまたち(“白鬚神社神霊団”とでもお呼びすべきか)がお働きくださいます。
サークルを組織して「思念の集中」を行わなくても、御神前において誠意を込めた「祝詞を唱える」ことで、同じ内容の事が行われているようです。

磁気オーラに入り込んでいる憑依霊を除く場合も、電気ショックを加えなくとも“言霊の力”のみによって神気を集め、その神気をオーラ内に注ぎ込むことで、外に取り出すことが可能です。

論理面では“スピリッチャリズム”の方が優れていると思われますが、実践面では“本田霊学”の方が優っているように思います。

[296]  ●“食彩の国”ニッポン   Name:道開き   Date:2017/09/25 (月) 07:35
★「節句」と四季折々の食べ物

【正月】の「お節(せち)料理」に始まり、「春の七草(ななくさ)」、【桃の節句】の「草餅(くさもち)」「菱餅(ひしもち)」「蛤(はまぐり)」、【お彼岸】には「春の牡丹(ぼた)餅」「秋のお萩(はぎ)餅」

【端午(たんご)の節句】の「柏餅(かしわもち)」(関西では「粽(ちまき)」)、【七夕】の「素麺(そうめん)」、【土用】の「鰻(うなぎ)」「蜆(しじみ)」、【盆】の「茄子(なす)、胡瓜(きゅうり)、西瓜(すいか)、瓜(うり)等の夏野菜・果物」

【十五夜(中秋の名月)】の「里芋(さといも)」《よって、「芋(いも)名月」とも呼ばれる》「月見団子(だんご)」、【重陽の節句(九日〈にち〉)】の「栗飯(くりめし)」、【九月十三夜】の「枝豆」《よって、「豆名月」とも呼ばれる》「栗」《よって、「栗名月」とも呼ばれる》、【冬至】の「かぼちゃ、柚子(ゆず)」



◆「年中行事」という語は日本で作られたもので、平安時代頃から使われるようになり、宮廷儀礼〈節会(せちえ)〉として公家の公務の中でも重要な位置を占めるようになった。中世以降、鎌倉幕府や室町幕府の公式行事として武家社会にも引き継がれ、江戸時代には、急速に庶民の間にまで広まった。

五節句とは、江戸幕府によって特に重要と定められた五つの式日(しきじつ)のことである。「節句(せっく)」という語も日本で作られたもので、江戸時代の初期までは「節供」と書かれ、節日(せつじつ・せちにち)の供物(くもつ)の意味であったのが、次第にそのような供物をする日そのものを指すようになった。

・人日(じんじつ)   正月七日
・上巳(じょうし)   三月三日
・端午(たんご)    五月五日
・七夕(しちせき)   七月七日
・重陽(ちょうよう)  九月九日



●年中行事の大目的は神との交歓(こうかん)にあります。四季折々の食べ物が供物として神に捧げられ、同時にそれを人々も戴いて「神人共食(しんじんきょうしょく)」しました。節句には、農作業などの仕事を集落全体で休む習慣もあった。



[294]  ●神幸〈しんこう〉(神輿、山車、山鉾・・等)   Name:道開き   Date:2017/09/10 (日) 07:18
神幸とは「みゆき」と訓(よ)み、「神のいでまし」の義である。

【神輿(みこし)】とは、天皇などの高貴な方の乗られる「御輿」が神の乗物として用いられることになったもの。


【山車】の文字を目にすると、漢字の「読み」テストを想起される方も多いと思われます。

【山車(だし)】とか、【だんじり】【山鉾(やまぼこ)】【曳山(ひきやま)】【山笠】とかいったものは、「山」つまり「青葉の山」のことで、町内(まちうち)に神の依り代となる山を築いたことが始まりで、それに台車を付けて移動できるようにしたもの。

よって、単に「山」と呼ぶ地方もあります。日本人の山に対する信仰がどれ程のものであったかを窺い知ることができます。



又、「山車」に矛(ほこ)を立てたものが【山鉾(やまぼこ)】の始まりともされており、京都の祇園(ぎおん)祭の「山鉾巡行」などは、神輿渡御(とぎょ)の前駆をなして、都大路(みやこおおじ)の穢(けがれ)を祓うために行われたとされる。

当初、六十六本の矛が立てられたのは、日本全国六十六カ国に因(ちな)むものであり、それは国々の「国魂(くにたま)の神」も集って、「祇園の神」と共に「疫(えき)神」の退散を祈ったことを意味しています。

[293]  ●白鬚神社・竣工奉祝祭   Name:道開き   Date:2017/09/02 (土) 15:02
〈日時〉 9月30日(土)   午前11時より

〈場所〉 新境内地(東松島市野蒜字亀岡38−10)

〈日程〉  
    神 事  午前11時より(約30分)

    太鼓演奏 鳴瀬鼓心太鼓  神事終了後



◆協力  復興支援団体 プラスネオ  
    
      宮城野雅楽会



※注意点

◎駐車場は「野蒜地区センター西側(旧保育所跡地)周辺」をご利用下さい。
◎小学生以下の方は保護者同伴でお願いします。
◎基本的には雨天決行ですが、各種警報が発令された場合は変更とさせていただきます。


●お問い合わせは
    白鬚神社 祢宜 亀廼井雅文 まで
    
TEL 0225(88)2327

[292]  ●「人生のメイン・テーマ」   Name:道開き   Date:2017/08/16 (水) 18:28
昨夜のNHKスペシャル『戦慄の記憶 インパ−ル作戦』は、ジックリと観させていただきました。

自分の人生にとって、「組織と人」について考える際の良き教材となってくれるのが“太平洋戦争史”であり、特に「インパ−ル作戦」なのです。

「社会と人」について考える場合は、“1940〜1950年代にかけて作られた古い映画”ということになるのだろうか。アメリカ映画の『怒りの葡萄』『市民ケーン』や『自転車泥棒』『靴磨き』『無防備都市』といったイタリアン・ネオレアリズモと呼ばれる作品群等である。

そして、「神の実在」について考える場合には、“鎮魂・帰神法”に関連した数々の「神憑り」「審神者(サニワ)」体験ということになるのだろう。

[291]  ●声や仕草も似てくるのが「九星術による“星の巡り”」   Name:道開き   Date:2017/07/15 (土) 22:32
干支・九星術で人の生まれた年月日を観ていると、容姿のみならず声や仕草まで似ている人たちがいることに気づかされます。このことについては以前から当サイトに記してきました。


例えば、

●《七赤金星》年「五黄土星・巳(み)」月生まれの女性だと、

「黛ジュン」さんと「平原綾香」の歌声がそっくりです。


●《七赤金星》年「八白土星・亥(い)」月生まれの男性だと、

「えなりかずき」さんと「城みちる」さんの声が似ています。


今回は、●《八白土星》年「九紫火星・辰(たつ)」月生まれの女性 について取り上げたいと思います。

・伊東ゆかり、生田悦子、武内陶子(NHK女子アナ)、田中好子、オードリー・ヘップバーン

・・・・といった方たちがいます。



◎特徴

・派手を好み、人つきあいは上手な方であるが、片意地を張るところがある。
・短気な人が多くよく腹を立てるが、気は弱い面を持っている。
・人に親切にするので信用もされる。
・頭の働きも良く、よく働くので重宝されるし美的センスを持っている。
・家庭の主婦となれば堅実に家庭を守っていく人である。




この中のオードリー・ヘップバーンとNHK女子アナの武内陶子さんについての話になります。私は中学時代からのオードリーのファンで(実年齢はうちの父親の一つ下なのですが)、彼女が出演した映画はほとんど観ているといっていいでしょう。よって、声色や仕草の特徴はしっかりと把握しているつもりです。

NHKの武内陶子アナについては、初めてテレビ画面で見た当時は、「何かNHKっぽくない女子アナだな、民放のバラエティーを意識してのことなのかな〜」といった感想を持っていました。暫くしてから干支・九星術で推命してみると、オードリー・ヘップバーンと同じ星の生まれの方でした。「あれは生来のキャラなのだ。オードリーがNHK女子アナになったなら、武内アナみたいな感じになるに違いない」と納得がいきました。お二人は声色や仕草が本当にそっくりなのです。



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※参考

●《七赤金星》年「五黄土星・巳(み)」月生まれの女性

・黛ジュン、志田未来、平原綾香、若槻千夏、だいたひかる、遠山景織子、吉川十和子、かたせ梨乃、益子直美(バレーボール)

・・・・といった方たちです。

・物ごとのケジメをつけ、真偽を確かめ、その日を楽しく暮らすのを理想とする。
熱しやすく冷めやすいところがあり、体裁を飾る面もあるがケチるところもある。
・温和なところはあるが自分の我意を通すところもある。
・自分の気に入った人とは進んで交際するが、気に入らない人には案外不親切なところがある。本音と建て前をはっきりさせる人です。




●《七赤金星》年「八白土星・亥(い)」月生まれの男性

・外見的には三つのタイプに分かれるみたいです

【Aタイプ】えなりかずき、松木安太郎(サッカー)、みえはる、城みちる
【Bタイプ】舛添要一、佐川満男、石橋正次
【Cタイプ】坂口憲二、篠田三郎、夏木ゆたか、糸井重里、内田裕也

・・・・といった方たちです。

・人当たりは余り良くないが毅然とした態度を表面に表す人が多く、老朽な考えを持つ真面目な特徴を持っている。
・困った人を見ると力を貸してあげる度量を持った心情厚く、義理堅い面があるので信望を集める。
・若い時代に苦労した人は、中年以降は財を築き大活躍する可能性を備えている。勘の良さを持った人が多く、金運にも恵まれているので努力次第では成功できる人です。
・打算的な面も見られ、余り欲を出しすぎると失敗するから注意した方がよい。

[290]  ●説教師のケーシー   Name:道開き   Date:2017/07/10 (月) 16:11
下記〔289〕の『怒りの葡萄』に関する話の続きになります。

仮出所し、家へと向かうトム・ジョードは、以前、彼を洗礼した説教師のケーシーと出くわします。
「今は神の声を失った、昔は聞こえた・・・やる気を失い、説教することが何もないのだ。自信もだ」と語るケーシー。

二人は話しながらジョード家に向かう。
「親父さんに会うのが楽しみだ。洗礼の時以来だもんな。あの時、聖霊が乗り移ってな、親父さんはオオカミみたいに吠えて、しまいにはピアノほどもあるヤブめがけて突進したもんだ。見事飛び越えたものの足を折ってな、旅の歯医者が手当てして、俺は祈った。それでツキものは落ちたんだ」

この作品におけるケーシーの存在は極めて重要です。農場主にストを指導したリーダーとみられ、雇われた用心棒たちに撲殺されてしまうが、後々、彼の語った言葉、行為が啓示となってトムを導くことになる。


私は仕事柄、映画に出てくる宗教者が非常に気に掛かってならない。『シンドラーのリスト』の中に出てくるユダヤ教のラビ一家、『ゴッドファーザーPartV』に描かれたバチカン(ローマカトリック教会)の闇・・・・

このケーシーの「説教師」という職業は、教会とは関係があるのだろうか? 牧師、神父とも違って、日本で言ったなら民間の「拝み屋さん」「祈祷師」「霊能師」みたいなものなのだろうか?

ケーシーを演じているのは、『駅馬車』で南部の名家くずれのギャンブラー役を演じたジョン・キャラダインで、後のテレビ・シリーズ『燃えよ!カンフー』のデヴィット・キャラダインは息子である。二人とも顔が非常に長くて、日本の俳優・齋藤洋介さんに似ている。

[289]  ●「道徳教育 Part2」   Name:道開き   Date:2017/07/03 (月) 16:34
これまでに利用してきた本屋のDVDレンタルコーナーが閉じられてしまいました。乱立していたレンタル店が少しずつ数を減らしていく様を見ていると、時代の移ろいというものを感じずにはいられません。1本百円で在庫品の一掃セールをしていたので、10本ほどの作品を購入しました。

その中の一つに、ノーベル賞作家のジョン・スタインベック原作、ジョン・フォード監督による名作『怒りの葡萄』がありました。1940年に制作された作品です。

第一次世界大戦を無傷で済んだアメリカにもたらされた空前の繁栄(フィッツジェラルド原作の『華麗なるギャッツビー』等によく描かれている)後の、1929年のニューヨーク株式市場の株価の大暴落から始まった大恐慌、1930年代に起こったアメリカ中西部を襲った砂嵐の被害、巨大銀行資本による農業の機械化、それらの影響をまともに被って土地を追われ、放浪を続ける農民たち一家の話になります。

現在でも取り上げられ続けている資本主義が孕む問題点が表面化しだした時代の話なので、今の私たちにも悉く理解できる内容です。

だからこそ、資本主義のアンチテーゼとしての社会主義、共産主義がアメリカに広がっていくことになります。この辺りのところは映画『追憶』等に詳しく描かれています。第二次世界大戦後の1950年代に吹き荒れたマッカーシーズムによる「赤狩り」が行われ、貧者の側に立った作品作りを続けていたチャップリンなどはハリウッドを追われてしまいます。

ハリウッド映画を広く観続けていると、アメリカ社会の移ろいというか、揺らぎというか、そういったものが結構理解できると思います。

今の私たちは、その後のソ連・東ヨーロッパ諸国の崩壊により、社会主義、共産主義国家内で、いかなる恐怖政治が行われてきたのかも知ってしまいました。ということは、資本主義のアンチテーゼとなる思想が薄弱な時代に生きていることにもなります。
取りあえず“イデオロギー”は脇に置いといて、古賢たちによって積み重ねられてきた「道徳」の教育に力を入れていくしかないのでは、とも考えられるのです。

[288]  ●「道徳教育」   Name:道開き   Date:2017/06/17 (土) 11:39
金は糞尿と同じだ

溜めれば溜めるほど 悪臭を放ち

ばら撒けば ばら撒くほど

土を肥やし 新たな芽を生む



以前、民放のテレビ番組の始まりか終わりだったかに毎回掲げられていた言葉だ。「トルストイの金言」ということだが、出典は判らない。
かなり「二宮金次郎の教え」と共通するようにも思われる。

お金を稼ぐ事の上手な人が、(社会の為になるような)お金の使い方の上手な人になってもらわなければ、世の中は上手く回っていかない、ということなのだろう。つまり、そのような「金銭道徳」を修めた人が世に増えていかなければならいということになる。

道徳教育は戦前の軍国主義教育に繋がるとして、すぐに反対する勢力がある。日教組などはその典型の様なのだが、それは間違いだと思う。“弱肉強食”の格差社会にしない為には、社会主義的なやり方よりも道徳教育にこそ力を入れて行った方が良いと思われるのだ。



※参考@  

●NHK「欲望の資本主義」− ルールが変わる時 −   より


「お金、名声、権力・・・・・」と、生き甲斐は人それぞれ。
フェイスブック、インスタグラムなどは「好かれたい」欲望をお金に換えて大成功している。

人間がどんなに利己的だとしても、その本性の中には何か別の原理があることを、経済学の父アダム・スミスが『国富論』を著す以前に、1759年の 『道徳感情論』の中で説いている。

『国富論』の中では、“社会を接着するのに必要な糊(のり)は「自己利益」の追求、それだけで十分だ。そうすれば「神の見えざる手」により社会全体の利益が達成される”と言っているのに、全く反対のことを記している。

“人は何も得しなくても他人に対して善行を施す性質を持っている”
ここでは社会の糊は「共感」であると言っている。

つまり、アダム・スミスは「社会には2本の足がある」と言っているのだ。


欲望とは満たされ得ないもの、私たちは、それを知っておくべきだ。

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※参考A 

『国家の品格』 (藤原正彦著) より



●欧米人の「論理の出発点」

1688年の名誉革命を擁護し、「王権神授説」を否定するためにジョン・ロックにより書かれた『統治二論』。“国民主権”を唱え、著書中に「人間は生まれながらにして完全な“自由”を持つ。人間はすべて“平等”であり、他の誰からも制約を受けない」とも記しました。

そして、個人は自由に快楽を追求してよい、全能の神が社会に調和をもたらしてくれるから、と述べました。なんと無責任でデタラメな発言でしょう。ロックこそは、自由主義、功利主義、近代資本主義の祖と呼んでも過言ではないでしょう。

ロックの言う“自由”や“平等”は、「王権神授説」を否定するピューリタンの考えに過ぎず、私から見ればほとんどが独断です。

“自由”の強調は「身勝手の助長」にしかつながらない。“自由”と“自由”は正面衝突します。たとえば“言論の自由”は“プライバシーを守る自由”と衝突します。“平等”と“平等”も衝突です。“平等”な条件で競争すると「弱肉強食」となり、貧富の差が大きくなり、「不平等」となります。

ロックの背景には、16世紀の宗教改革に始まったカルヴァン主義の「予定説」があります。カルヴァン主義は当時のヨーロッパでも理解され難かったらしく、プロテスタント間の大論争なり、教会の分裂などを引き起こしました。

経済学の出発点となったアダム・スミスの「国富論」はロックの経済版であることは明らかです。アメリカ式の「市場経済」はこれを元としている。

“自由”と“平等”はアメリカ合衆国の「独立宣言」に再登場となります。
「我々は次の事実を自明と信ずる。すべての人間は平等であり、神により生存、自由、そして幸福の追求など犯すべからざる権利を与えられている」と、ロックの言葉の焼き直しをしました。
その宣言をおこなったトマス・ジェファーソンがアメリカの先住民を大々的に迫害し、黒人奴隷を百人以上も所有していました。

アメリカ式「市場経済」において、確率微分方程式という高等数学を用いた経済理論より作られた金融派生商品「デリバティブ」は、最大級の時限爆弾のようなものとなり、いつ世界経済をメチャクチャにするのか、息をひそめて見守らねばならないものになっている。



●民主主義と「真のエリート」論

民主主義、国民主権、主権在民とはいっても、「国民は永遠に成熟しない」もの。
「真のエリート」というものが、民主主義であれ、国家には絶対必要で、この人たちが、暴走の危険を原理的にはらむ民主主義を抑制するのです。
一万人の殺人犯がいても、先進国家は何ともない。しかし、一万人の真のエリートがいなかったら潰れます。

真のエリートには二つの条件があります。
第一に、文学、哲学、歴史、芸術、科学といった、「何の役にも立たないような教養をたっぷりと身につけていること。」そうした教養を背景として、「庶民とは比較にもならないような圧倒的な大局観や総合判断力を持っていること。」

第二条件は、「いざ」となれば国家、国民のために喜んで命を捨てる気概があることです。

昔の、旧制中学、旧制高校は、こうした意味でのエリート養成機関でした。
現在の官僚は真のエリートにあらず、いわゆる「偏差値エリート」です。



●真の国際化とは

“グローバリズム”は、冷戦後の世界制覇を狙うアメリカの戦略に過ぎない。グローバリズムは「歴史的誤り」。世界を“アメリカ化”、“画一化”してしまう。「市場経済」は、社会を少数の勝ち組と大多数の負け組みにはっきり分ける仕組みなのです。
“情緒や形”を育てる主力は読書なので、小学校から英語を教えたりするよりも、「若い時こそ名作を読め」。

国際社会というものはオーケストラみたいなものです。オーケストラには、例えば弦楽器ならばヴァイオリンとヴィオラとチェロとコントラバスがある。だからといって、それらの楽器を合わせたような音色の楽器を作って、オーケストラに参加しようとしても、必ず断られる。オーケストラはそんな楽器は必要としないからです。
ヴァイオリンはヴァイオリンのように鳴ってはじめて価値がある。日本人は日本人のように思い、考え、行動して初めて国際社会の場で価値を持つ。



●国家の底力

どんな国でも経済的に発展する場合、常に工業の発展がベースとなります。金融やサービスによる繁栄は、偽の繁栄であり長続きしません。長期的に経済発展する国は、数学や理論物理のレベルが高い。こうした「すぐ役に立たないこと」を命がけでやっている人たちの層が厚いということが、「国家の底力」と思う。
結局、伸びる国というのは、国家にそのような“厚み”と“余裕”がないと、長期的な発展はあり得ない。



●天才の出る風土

面白いことに、天才は人口に比例してあちこちから出現しているわけではありません。一定の国、一定の地域からしか生まれていない。
例えば、国の人口が四百人にも満たないアイルランドという国は、数学、文学の面でもキラ星のごとき天才を生み出しています。

天才を生む土壌には三つの共通点がある。その第一は、「美の存在」です。美しい田園風景、壮麗な寺院が回りにあること。第二は、「跪(ひざまず)く心」があるということ。神仏や偉大な自然、伝統といったものに跪けるかどうかです。第三の条件は、「精神性を尊ぶ風土」です。役に立たないことをも尊ぶという風土です。文学、芸術、宗教など、直接に役に立たないことをも重んじる。金銭や世俗的なものを低く見る。そういう風土です。

[287]  ●始まりは日没から   Name:道開き   Date:2017/05/23 (火) 16:39
@祭りの「前夜祭」は本祭の前日の夕刻に行われます。そもそも前夜祭って何なのか?

Aどうしてお正月の「年取り」膳は、大晦日の夕刻に早々と祝われるのか?

B「小正月」は1月15日なのに、どうして多くの行事(どんと祭、鳥追い、ナマハゲ、キツネ狩り、もぐら打ち・・・・)が前日14日の夕刻に行われるのか?


これらは総て暦法が普及する以前の時代の名残りであって、当時は「一日の始まりは日没から」と考えられていたからに他なりません。

[286]  ●「女の家」   Name:道開き   Date:2017/05/01 (月) 20:31
「女の宿」「女の夜」「女の晩」ともいう。これらは決して演歌の曲名ではありません。

旧暦5月を皐月(さつき)と呼ぶが、これは「“サ”の月」であることを意味しています。
“サ”とは、山から下りてきた田の神 (山の神=田の神) のことで、山の神が宿る「依代(よりしろ)」と考えられた「サクラ」の“サ”であり、田植えをする女性をあらわす「早乙女(さおとめ)」の“サ”でもある。

日本では古くから五月は「田植え月」であると同時に、“斎月(いみづき)”“つつしみ月”とされ、【五月忌(さつきいみ)】と称して、田植えが始まるこの時期に、女性たちが巫女、早乙女(さおとめ)として家に籠(こも)って身を清め、田の神を迎え祀(まつ)る神事がおこなわれていました。これには成女戒を受けるという意味もあったとされている。

この日には家の軒先に菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)をさしていたので、「女の屋根」「女の葺(ふ)き籠(こも)り」とも呼ばれた。


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●端午(たんご)

【端午】の端は、「初め」の意。午(ご)は「五」と同音で同じ。つまり端午は、もともと「月の初めの午(うま)の日」のことをいい、「毎月の上旬の五日」の意味もあり、古くは、五月以外の月の五日にも使われていた。

立春(寅月)正月が定着する漢代以前の古代中国の周の時代においては、冬至を含む月が年初とされた時代があったため、旧暦十一月に十二支の最初の子(ね)が配当され、旧暦五月は午(うま)の月となった。

夏の正月−寅月  殷の正月−丑月  周の正月−子月
(※漢代以降は、夏正の寅月を正月と定め、今日に至っている)

したがって、五月の端午は、午が重なるめでたい日であり、午(ご)は「五」に通じるために、月と日の数が重なる日を祝日にする風がある中国では、五月五日を【端午】として祝うようになった。


古代中国では五月を“悪月(あしげつ)”と考え、この日に薬草を摘んで「薬猟(くすりがり)」をしたり、臭気の強い 菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)で作った人形を家の戸口に掛けたり、菖蒲酒を飲んだりして邪気を払おうとする行事がおこなわれた。これが平安時代に日本へ伝わり、貴族の間からしだいに民間へと普及し、菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)を軒につるしたり、菖蒲湯に入ったりするようになった。

つまり、五月の節句は、日本古来の【五月忌(さつきいみ)】と、中国伝来の【端午の節句】が一緒になったものとみることができる。


江戸時代以降は五節句の一つとして重んじられ、菖蒲(しょうぶ)は「尚武(しょうぶ)」に通じることなどから【尚武の節句】【男児の節句】とされ、雛(ひな)人形にならって「武者人形(五月人形)」などが飾られ、「鯉のぼり」を立てるようになった。

「鯉のぼり」は、中国の故事「鯉は竜門の滝を登ぼって竜となる」(「登竜門(とうりゅうもん)」)に由来し、立身出世を祈ることから来ており、 粽(ちまき)や柏餅(かしわもち)を食べてお祝いした。



●八十八夜 

立春から数えて八十八日目の日ということで、新暦の5月2日頃にあたり、三日後には「立夏」となる。「八十八夜の別れ霜」「八十八夜の毒霜」という言い伝えが残されているように、遅霜による被害の目安となる日ともされていた。農事上の重要な節目とも考えられ、茶摘み・苗代の籾蒔きなどの目安ともされた。

八十八夜が暦に記載されるようになったのは、1656年の伊勢暦が最初であり、その後、渋川春海によって官暦(貞享暦)に正式に記載されることになり、雑節として取り入れられた。

[285]  ●“チェックポイント”   Name:道開き   Date:2017/04/25 (火) 07:38
「嬉(うれ)し  楽し  面白(おもしろ)し  有り難し」

自分の今の心持ちが、神様に沿った状態にあるか否かを判断する上で、これらのことは極めて重要な“チェックポイント”になると思われます。


更には、自分の今の行いが、自己の為だけを考えた「利己的」な行為ではなく、「他者(親・子・兄弟・・・地域・国・社会)をも利する」行為になっているかどうか。これも重要な“チェックポイント”です。

これらのことをクリアーしていれば、大方の人は幸せを感じていられると思います。

[284]  ●民俗学でいうところの“旧卯月八日”行事   Name:道開き   Date:2017/04/06 (木) 18:58
今年の旧暦の卯(う)月の八日(ようか)は、新暦の5月3日の憲法記念日に当たります。毎年、サクラの花も散り終え、田植え作業が始まろうかとしている、二十四節気の「立夏(りっか)」の前後になります。いわゆる“若葉の頃”です。

一年の内で、「生命力の輝きがみなぎるこの時期が一番好きだ」と感じている日本人は多いと思われます。私も“ワクワク、ウキウキ”してきて、自ずから外に出る機会が多くなってしまいます。


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★“山遊び”

三月から五月の決まった日に、地域の仲間で近くの特定の山に登って飲食を共にして遊ぶこと。そのとき、藤や石楠花(しゃくなげ)・躑躅(つつじ)などの花を採取して持ち帰る。

この里山には、先祖の霊が籠っていたり、田の神が冬のあいだ山の神として静まっているという信仰が一般的でした。【山遊び】には農事の開始に先立って山に入り、神霊と飲食を共にしつつこれらの霊力を身につけたり、山の神を田の神として里に迎えようとする目的がありました。山から採取して持ち帰ってくる花は山の神の依代(よりしろ)ということになります。

民俗学でいうところの、全国的に旧暦四月八日に行なわれる【山遊び】行事の総称である【卯月八日(うづきようか)】や、若い娘が山の神の巫女として依代(よりしろ)となる山の花を髪にさして下りてくる、一種の成女式でもある【天道花(てんとうばな)】―【纏頭(てんとう)花】―の行事は特に有名です。

後に、この“山遊び”の行事は【お花見】として変化を遂げます。そもそも「サクラ」という名称そのものが、“サ”が「山から下りてきた田の神」のことを意味し、“クラ”は「座」で、「山の神が宿る依代(よりしろ)」ということになります。
日本各地に「田植え桜」と呼ばれる桜の木が数多くあるのはそのことによります。




★“磯遊び”

三月から五月にかけての大潮のころ、重箱に馳走を詰めて地域の仲間が集まって近くの磯や浜に出て、臨時の竈(かまど)を築いて煮炊きをし、共同飲食をして遊ぶことです。

この行事にも、農事開始前の水辺での祓いや禊(みそぎ)の意味があり、後に三月節供(雛祭り)の【流し雛(ひな)】の行事に変化を遂げます。行楽目的でおこなわれる【潮干(しおひ)狩り】も“磯遊び”が変化したものです。


・・・

[283]  ●「日高見(ひだかみ)の地」 から 「歌枕見てまいれ」の地へ   Name:道開き   Date:2017/03/18 (土) 12:19
「ヒダ」が「蝦夷(えみし)」、「カ」が「住み処(か)」、「ミ」が「その辺(あた)り」という意味であり、日高見=北上なので、もともと北上川流域では蝦夷たちが生業を営んでいた。

645年の「大化の改新」以降、全国に国・郡・郷・里制が施行され、この「道奥(みちのく)」「化外(けがい)の地」とされた地域にも「陸奥国」が設けられ、支配の中心拠点として多賀城が置かれた。

板東からの多数の植民による国作りという中央政府の政策は、先住民である蝦夷たちとの間に軋轢を生じ、宝亀五年(774)、伊治公呰麻呂(これはりのきみあざまろ)が反乱を起こし、多賀城は陥落する。以後、のべ数十万の軍を送り続けるが、蝦夷側も抵抗を続ける。坂上田村麻呂を征夷大将軍に任じるなどして、アテルイ〈太墓公阿弖流為(たものきみあてるい)〉やモレ〈磐具公母礼(ばんぐのきみもれ)〉などの懐柔を計る。これを「東北三十八年戦争」〈〜弘仁二年(811)まで〉とも云うらしい。

その後、移民を送る政策は中止され、蝦夷の豪族を利用して統治する形に変わっていく。その結果、都での「道奥」観にも変化が起こり、平安宮廷の都びとたちの“異境ロマン”を満たす「歌枕の国みちのく」になっていくことになる。歌枕とは、「和歌の材となった旧跡」のことを云う。

「歌枕見てまいれ」という、一条天皇(980〜1011年)が奥州下りをすることになった藤原実方に投げかけたとされる有名な言葉も残っている。
実際に陸奥の国の歌枕は、壺碑(つぼのいしぶみ)、塩竈、阿武隈川、松島、姉歯の松、宮城野・・・・といったふうに四十二カ所もあり、山城国(京都)、大和国(奈良)に次ぐ数の多さである。

今回の東日本大震災でクローズアップされた多賀城の「末の松山 波こさじ」の和歌は、百人一首で有名な、清少納言の父、清原元輔が詠んだ歌である。貞観津波(869年)の発生より80年後に詠まれた。

「契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは」

(約束しましたよね、互いに涙で袖を濡らしながら。陸奥の国にある末の松山を津波が決して乗り越えないように、心変わりなどしないと。)

東日本大震災でも、周囲が水没するなかで「末の松山」だけは津波の被害を免れている。やはり波は越さなかったのだ。

[282]  ●「観光」敗戦とならない為に   Name:道開き   Date:2017/02/23 (木) 08:05
東日本大震災の発生から早六年が経とうとしている。当地における防災・生活インフラの再整備は進捗率80%くらいのところまでは来ているのだろうか。それに比べて遅れが目立つのは、やはり観光だ。これは東北全体に共通する問題でもあり、ある意味、東北のみが一人負け状態にあるということだ。

“縄文”の系統を引き継ぐ蝦夷(えみし)の文化、アテルイ、源氏と安倍氏と清原氏の「前九年後三年の役」、平泉の黄金文化、源義経の悲劇、俳聖・松尾芭蕉が夢にまで見た『奥の細道』紀行、会津戦争の信義・・・・。そういった歴史・文化をもっともっと前面に打ち出して行った方がよい様に思われる。

民放番組『YOUは何しに日本へ?』なんかを観ていると、安藤広重が描いた「東海道五十三次」の今を巡る外人バックパッカーだとか、盆栽・錦鯉・匠(たくみ)の技に魅せられた外人、忍者・空手・舞妓修行をする外人、関ヶ原の戦いにやたら詳しい外人・・・みたいな人たちが大勢出て来るのには、日本人として本当に驚かされる。

彼らは皆、実際にその土地まで足を運んでみて、歴史・文化を“追体験”したり、実際に“触れ”“感じ”たりしたくてしょうがないみたいだ!!

その切っ掛けのほとんどが、映画、テレビ、ドラマ、漫画、アニメ、SNS・・・などのメディア関連ということになるらしい。

晩年の俳聖・松尾芭蕉の、古人によって詠まれた多くの歌枕の地を、命を賭してでも巡り歩きたいという気持ち。現在のインバウンドたちの、様々なメディアから入手した情報を元に日本各地を巡り歩きたいという気持ち。この両者の間には何の相違もない様に思われる。

観光においても、「物語」性こそが最重要となるのだろう。



野蒜海岸にあったユースホステルは津波で破壊され、今は影も形も無くなってしまっているのが実情だが、民宿にでも外国人留学生たちを招待して、二三日、夏の奥松島を満喫してもらうのも一つの手となるのだろうか。とにかく、様々な形で情報を発信していかなければどうにもならないのだろう。やはり、総合プロデューサー的人物の存在が不可欠だと思われる。

[280]  ●節分A「豆まきの鬼」   Name:道開き   Date:2017/01/30 (月) 07:45
節分の豆撒きの「鬼」の起源は、古代中国伝来の方相氏(ほうそうし)にあるとされている。
方相氏とは、大晦日や節分に行われる「追儺(ついな)式」、即ち「鬼やらい」の時に魔を払う為に出てくる神様、或いはその神様に扮装する役目の人々の呼称である。
黄金で出来た四つ目の仮面を被り、玄衣(黒い衣)に朱の裳(もすそ)を着用し、手には大きな刀や矛・盾を持ち、疫鬼等を追い払う。

追儺の儀式は、『周礼(しゅらい)』や『論語』の郷党篇にも記述があり、中国の行事にルーツがある。日本への伝来は文武天皇の頃とされる。あまりにもその姿が仰々しかったせいか、鬼を払う立場から自ら払われる立場に零落してしまったと言う事になる。鬼に投げつけられる「豆」は、生命力を象徴する物とされている。

「追儺式」では、方相氏の役目を負った役人(大舎人〈おおとねり〉)と、方相氏の脇に仕える侲子(しんし)と呼ばれる役人(特に役職は決まっていない)が20人で、大内裏の中を掛け声をかけつつ回った。方相氏が大内裏を回るとき、公卿は清涼殿の階(きざはし)から弓矢をもって方相氏に対して援護としての弓をひき、殿上人(でんじょうびと)らは振り鼓(でんでん太鼓)をふって厄を払ったとされる。

[279]  ●「節分(せつぶん)」   Name:道開き   Date:2017/01/23 (月) 12:11
『二十四節気』『五節句』を捕足して、季節の移ろいをより適確に把握し、伝えるために用いられた『雑節』の一つ。

「彼岸」「社日(しゃにち)」「八十八夜」「入梅」「半夏生(はんげしょう)」「土用」「二百十日」「二百二十日」の九つ。
(「初午(はつうま)」「中元」「盂蘭盆(うらぼん)」「大祓」を入れる場合もある)

雑節の中には、「土用」や「社日」のように中国に起源をもつものと、「八十八夜」「二百十日」のように日本独自のものとがあるが、いずれも農業や日常生活の目安として暦に定着している。



◎節分   

立春の前日で、二月三日、四日頃にあたる。もともと節分は一年に四回あり、立春・立夏・立秋・立冬の前日をさし、四つの季節の分かれ目を意味していた。それがいつからか立春の前日のみが暦に記載されるようになった。

旧暦においては大晦日・元日と節分・立春とが接近していた為、中国から伝わった「追儺(ついな)」「鬼遣(おにやらい)」といった大晦日の宮中行事が節分に行われるようになり、それが民間に伝わって節分の「豆まき」が行われるようになった。

また、この日の夜には、家の入り口に焼いた鰯(いわし)の頭を刺した柊(ひいらぎ)の枝を差したり、大蒜(にんにく)、葱(ねぎ)、髪の毛を焼いて臭気で鬼を追い払おうとする「やいかがし(焼き嗅がし)」の儀礼も行なわれた。

●古来、「繋ぎ目・結び目・接合部分」には“厄(やく)”が生じるとされてきましたので、年が明けてから節分までの間に、全国の神社では厄払祈祷が執り行われてきました。



○易象  艮(ごん)
○時節  丑(旧12)月と寅(旧正)月の接する辺り
○方角  丑寅(うしとら・北東)
○九星  八白土星
○五行  土
○象意  山・相続・変化・変わり目・結び目・止まる・始めであって終わりである・接続・節目



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※【節】という“コトバ”の意味



@せち【節】

・季節・時節
・お節(せち)・節供(せちく)
〔正月・五節句などの節日(せちにち)に出される御馳走、振る舞い。〕
・節会(せちえ)
〔宮中において、天皇が節日に群臣を集めて行った公式行事。饗宴が催された。〕


Aせつ【節】

・竹の幹枝にある、くびれ。ふし。繋ぎ目
・季節、時節、折り
・祝日、節句
・節約、節水、節制〔度を超えないように程よく押さえる〕
・節操、節度、苦節、忠節、貞節〔言動にけじめをつけてはみ出さないこと〕


Bふし【節】

・棒状の物のふくれた部分、繋ぎ目、区切りとなる箇所、折節(おりふし)


Cよ【節】

竹・アシ等の、節と節との間。

[278]  ●運勢 2017   Name:道開き   Date:2017/01/01 (日) 19:12
今年の立春は2月4日の18:56頃で、この日から「節入り」となります。

旧暦の「節切り」(二十四節気の)では、立春が一年の始めとされ、“年変わりの節気” と呼ばれています。 立春は雑節の基準日でもあり、八十八夜、土用、二百十日などは立春から起算されます。
“運勢学”上の「九星」も、この時刻を境に【運勢盤】上を遁甲(とんこう・・・移動)します。つまり、「年回り」が変わるのです。

今年は《一白水星》の年なので、今回も又、「干支・九星術」の《一白水星》年生まれの方の、月ごとの特徴を少しばかり取り上げてみます。



●《一白水星》年「八白土星・寅(とら)」月生まれの女性
〔今年は、2月4日の00:46〜3月5日の18:35までに生まれる女性〕

・吉沢京子、西田尚美、香坂みゆき、知念里奈、緒川たまき、YUKI、魚住りえ、飯星景子、三戸なつめ

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・従順で人つきあいよく機転も利く。
・取り越し苦労をする性で、何回か人生の憂き目に会うことがある。
・人のおだてに乗りやすく、体裁を飾って意外な出費をしたり、高価な物を買ったりする。
・人の世話をすることが上手であり、家庭を円満に築く。
・結婚すればよく夫に従い、深い愛情を捧げ、家庭を大切にする。




●《一白水星》年「七赤金星・卯(う)」月生まれの女性
〔今年は3月5日の18:35〜4月4日の23:21までに生まれる女性)

・吉永小百合、黒木華、栗原小巻、宮本信子、UA、ローラ、稲森いずみ、藤谷美和子、林真理子

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・デリケートな神経の持ち主であるが、自分にすぐれた才能があることを知らずにクヨクヨする面や、取り越し苦労する人が多いようである。
・情緒的感受性が強く、涙もろい所がある。
・生来は正直で潔白性を持っているので純情型の人が多い。反面、懐疑心が強かったり、体裁を飾ったり、派手好みの二面性を持つ。
・この生まれの人は不正を嫌いコツコツと働きます。
・精神的な面を好み、建設的な家庭を理想とし、美的センスを発揮し、家庭を大事にする。




●《一白水星》年「六白金星・辰(たつ)」月生まれの男性
〔今年は4月4日の23:21〜5月5日の16:25までに生まれる男性)

・高見沢俊彦、宮根誠司(キャスター)、三浦春馬、加藤雅也、村野武範、春風亭小朝、デーブ・スペクター

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・進歩発展に努力する人であるため波乱の多い運勢をたどりがちである。
・不屈の信念を持って行動し、一度決めた事は粘り強くやり遂げる実行型の人です。
・不遇にあっても頭を働かせ、策略を企て、金儲けに努力する。
・自負心強く、人と妥協したり、干渉がましいことや説教されたりすることは好まない。
・根性のある人であるから、経営者や事業主から引き立てを受ける。
・恋愛結婚をする人が多く、妻や子を大事にし、家庭を大事にする人が多い。
・中年期に酒色に溺れると容易にやめられず、健康を害することになるので注意が必要です。




●《一白水星》年「六白金星・辰(たつ)」月生まれの女性
〔今年は4月4日の23:21〜5月5日の16:25までに生まれる女性)

・今井美樹、常盤貴子、森川由加里、三雲孝江(女子アナ)、上田早苗(NHK女子アナ)、Hitoe(スピード)

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・外見的には三日月に似たような眉毛の持ち主が多いです。
・周囲の人に心を配り、言葉上手に指導的な話をし、明朗活発であるので人に好かれる。
・潔白性が強いため嘘をつく人を嫌い、軽蔑する面がある。
・目先が利くのでよく働き、趣味が高尚であるため衣服や持ち物にはうるさい方でお洒落です。
・自分の趣味や考えに合う人には寛大であるが、自分の意に反した態度を取られると策をこらします。
・元来が熱しやすく冷めやすい傾向にあるので、短気、移り気を克服する努力が肝要です。




●《一白水星》年「四緑木星・午(うま)」月生まれの女性
〔今年は6月5日の20:30〜7月7日の06:40までに生まれる女性)

・南沙織、南沢奈央、miwa、金井克子

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・保守的な考えが強く、まじめ過ぎて愛嬌が少ないが、内面はきめ細かな情愛を持っている。
・草花を育てて楽しんだり、親切丁寧で同情心に厚く、好き嫌い抜きで面倒をみる。
・宗教関係や病院勤めに向いている性格で、自分の性格に合わない仕事に勤めると、小言を言ったり、不平不満で神経を高ぶらせて焦心したり、交際面でも失敗するので気をつけること。
・一つの仕事や自分の決めた事には努力し、苦労を厭わずにやる人もいるが、そのため婚期を逃す傾向がある。早婚は長続きしない。相手をよく見て、性格を知った上でまとめるとよい。家庭を大切にする人です。
・美的感覚に優れ、趣味も豊かである。




●《一白水星》年「三碧木星・未(ひつじ)」月生まれの男性
〔今年は7月7日の06:40〜8月7日の16:30までに生まれる男性〕

・勝村政信、黒鉄ヒロシ、三塚博(国会議員)、志位和夫(国会議員)、大谷昭宏(ジャーナリスト)、谷原章介、藤木直人、チューヤン

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・プライドの高い方で、外に出ると礼儀正しく物ごとわきまえて、よく気がつき人つきあいも良い。内面的には些細なことでも気にし、腹を立て、好き嫌いがある割には外見を気にする性である。
・朋友の忠告や説教は気にしない方ですぐ忘れ、積極的に働き、責任を持って最後までやり遂げる。
・才知、直感に優れている人が多く、小さな事業も立派に成し遂げ、研究熱心な為に大きく進展をさせる力を持っている。
・家庭生活を大事にする余り口うるさい傾向があるが、金銭面にはしっかりした所が見られる。
・好意の持てる人には寛容になり、派手に気前よく散財する傾向がある。陽気な性格であるので人に好かれる。
・結婚相手としては従順性のある女性を選んだ方がよい。




●《一白水星》年「三碧木星・未(ひつじ)」月生まれの女性
〔今年は7月7日の06:40〜8月7日の16:30までに生まれる女性〕

・京唄子、河合奈保子、柴咲コウ、井上あさひ(NHK女子アナ)、沢田知可子、ダレノガレ明美、
松島トモ子、すみれ、佐藤栞里

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・外見的には、強い目力を持った感じの人が多いように思われます。
・聡明で理知的な人が多く、美しいものに憧れるタイプでいろいろ研究工夫をする。お金があれば着飾ったり、センスを活かして優越感に浸ったりする。
・整理整頓されていないと落ち着かぬ清潔な面があり、やかましい方である。
・感受性が強く、気に入らぬ事には言葉激しく問い質すところがあるので人から嫌われる面もある。反面、母性本能を発揮するやさしい面も持っている。
・話し上手、聞き上手で協調性にも富んでいる。独走的な傾向にあるのが欠点である。
・若い時は移り気が多いため信用されにくいが、年とともに自己抑制も強くなり、円満な家庭を建設していく。




●《一白水星》年「二黒土星・申(さる)」月生まれの女性
〔今年は8月7日の16:30〜9月7日の19:35までに生まれる女性〕

・グローブKEIKO、梅宮アンナ、香西かおり、西田ひかる、小林綾子、麻生祐未、安倍なつみ(モーニング娘)、飯田圭織(モーニング娘)、宮澤佐江(AKB48)

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・感情に流されやすいタイプであるが、気さくで楽天的な人が多いようである。正直であるが小心者であるので精神的なもろさがある。
・与えられた事には誠意を持って努力する。研究心にも富んでいるが、疑問に対しての判断は直感を以てする傾向があるため、失敗や後悔をし、無節操な人と見られる面がある。
・美食を好むため料理は上手であるが後始末はよくない人が多い。
・家庭を大事にし、よく働くし、研究熱心な人が多い。




●《一白水星》年「一白水星・酉(とり)」月生まれの男性
〔今年は9月7日の19:35〜10月08日の11:24までに生まれる男性〕

・外見的に二つのタイプに分けてみます。

【Aタイプ】 松本人志、宮川大輔、川平慈英、中村獅童、安倍晋三(総理大臣)
【Bタイプ】 北島三郎 、 福澤朗 (キャスター) 、内山信二 (内山くん) 、 井上和彦 (軍事ジャーナリスト・・・・・・・??? )

・・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・気分にむらがあり、機嫌のよい時は温厚で、真面目で、陽気であるが、機嫌が悪い時は、毒舌を吐き、見下げた態度を取る。
・物心両面から自分自身をきびしくする傾向を持っているから、それなりの自力をつけていく。
・人の上に立って指導することが好きなタイプであるから、大いに吸収に努力する。
・秘密主義なところを持っているので独創的なやり方で頭角を現すが、人によってはチャッカリ屋の人もいる。
・金銭面は割合にケチで、利害関係には計算強く、勘も鋭く貯める型です。ギャンブルに走ると波乱な生活を送ることになるので注意すること。
・結婚相手は母性本能を身につけている女性が最適で、大いに活躍ができる。




●《一白水星》年「一白水星・酉(とり)」月生まれの女性
〔今年は9月7日の19:35〜10月08日の11:24までに生まれる女性〕

・安達祐実、クミコ、浅田真央(フィギアスケート)、福田沙紀

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・自己本位で派手なタイプで見栄や体裁を飾りたがる。
・外見は従順に見えるがしっかり者で、相手をよく観察する力を持っているので、若い内から自主独立の念が強い方である。
・周囲との調和を受けてやれば人望も高まるから進んで友人を作るよう心がけることが寛容である。
・美しいことが好きな性質であるから美飾や趣味に走るよりは、心を打ち明けられる友人を一人でも多く持った方が有利となる。
・早熟な方であるから恋愛結婚の方がうまくいく。




●《一白水星》年「九紫火星・戌(いぬ)」月生まれの男性
〔今年は10月08日の11:24〜11月7日の14:42までに生まれる男性〕

・伊原剛志、リリー・フランキー、亀井静香(国会議員)、太田誠一(国会議員)、マツコ・デラックス、堀江貴文(ホリエモン)

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・活動家で、思い切りよい特徴をもち、片意地を張る剛情な面もあるが、案外理解力に富んで親切である。
・根は善良であって努力心を持っているし、周囲を明るくさせ、世話をやき面倒を見て人をよくリードし、誰からも信頼を受ける。
・人の感化に同化しやすく、失敗しやすい面を持っている。
・筋道を立ててやることに精を出し、自重しやるようにすれば失敗を防ぐ事が出来る。
・若い時代は苦労が多く、生来が単純素朴な人であるため、金儲けは上手ではないが、派手や浪費をしなければ安泰な家庭を築くことができる。
・結婚相手は家庭を明るく楽しくさせてくれる地味な女性がよい。




●《一白水星》年「九紫火星・戌(いぬ)」月生まれの女性
〔今年は10月08日の11:24〜11月7日の14:42までに生まれる女性〕

・NOKKO、AI、水前寺清子、水原希子、内山理名、尾野真千子、白川由美、高畑淳子、
櫻井よしこ(ジャーナリスト)、森山眞弓(国会議員)

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・機転の利いた行動性に富んだ気質を持ち、直感力もあり、往々にして自分の勘を大切にするので融通の利かない人にみられる場合がある。
・警戒心や用心深い面と疑い深い面を持っている。
・派手に見えるが、割に握り屋である。
・生来の明朗性で相手を引き込む才能を有しており、反面、些細なことでも気にし、おだてられると喜び、非難されると口もきかなくなる悪い癖がある。
・愚痴っぽいところがあるが、夫を助ける世話女房型となる。




●《一白水星》年「七赤金星・子(ね)」月生まれの女性
〔今年は12月07日の07:40〜来年1月5日の18:54までに生まれる女性〕


・柏木由起子、渡辺えり子、寺島しのぶ、荒川静香(フィギアスケート)、庄野真代、安めぐみ、
原田悠里、佐藤江梨子、増田明美(マラソン)

・・・・といった方たちと同じ生まれです。

・弥生系というよりは、縄文系の顔立ちの方が多いようにも思われます。
・自尊心が高く、人の上に立ちたがるタイプである。仕事に対しては熱心でまじめに研究工夫をする独創的な面も持っている。
・批判されたり、横車を入れられたりすると腹を立てて怒るタイプとメソメソするタイプとがある。
・優雅な物を好み、気に入ったものは無理してでも買うが、手に入れるとケロリとして昔から持っているという素振りをする気質がある。
・衝動的に物を買ったりする癖があるので貯蓄は難しい方であるが、金銭運には意外とツイている方である。
・結婚後も仕事をしたり、内職をしたりしてコツコツと働いて、夫や家族の為に尽くしていく。度を過ぎないように心がけることが大切である。

[277]  ●「レアル戦」   Name:道開き   Date:2016/12/22 (木) 08:15
サッカーの試合を観戦していて興奮することはあるのだけれど、感動するということは滅多にないと思う。

トヨタ杯(クラブ・ワールドカップ)での鹿島アントラーズの選手たちの戦いぶりを見ていて、不覚にも涙がこみ上げてきました。

思わず第442連隊戦闘団や硫黄島守備隊、パラオ、沖縄・・・のことが想起されました。

今回だけは、セルジオさんのコメントに耳を塞ぎたいと思いました。

[276]  ●「年末年始」   Name:道開き   Date:2016/12/19 (月) 18:32
クリスマスとは、元々は北欧の「冬至祭」がキリスト教に取り入れられたものなのです。つまり、日本古来の「霜月(しもつき)祭り」と同根の祭りなのです。洋の東西を問わず、人のすることはかなり似ているところがあります。

それが過ぎると「お正月」がやって来る。このクリスマスから年が明けるまでの期間には、今でも独特の雰囲気が感じられてならない。昔話の『笠地蔵』には、民衆がどういった心持ちでお正月を迎えたのか、その総てが表現されているようにも思われます。


そして、自分はテレビっ子世代なので、年末年始の、各局が力を入れて制作する特別番組が楽しみでなりません。ダブル録画テレビとDVDレコーダーでトリプル対応しています。

自分的には、これまでで最も印象に残った番組はというと、NHKで放送した『幸田家の人々』というドキュメンタリー風ドラマです。以前に、当掲示板に書き込みしたものを、再度記します。


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[81] 生きていくために役立つ“知恵”    

投稿者:道開き 投稿日:2003/05/27(Tue) 18:19  

明治の文豪・幸田露伴と文(あや)父娘の日常のやり取りを中心に、孫の玉、その娘の奈緒の四代に渡る“物書きの家系”が興味深く紹介されていました。

以前にも、民放の超人気番組『知ってるつもり』で、幸田露伴・文父娘の魂の交流が取り上げられていたのを見る機会があり、非常に感動を覚えました。

露伴は娘の文に、掃除の仕方、炊事の仕方、・・・・家事のあらゆる事柄を手取り足取り事細かに教え込みました。幸田文は『季節のかたみ』という著書にその詳細について記しています。


「父が私に教えてくれたのは決して生きていくための技といったものではなく、“渾身(こんしん)”ということでした。・・・・・」
〈「小手先の技よりも、魂ごと、体ごとぶつかって行くことの大切さ」といった事〉


「親子の断絶とかいうことが今言われている・・・では(父と私は)どこでつながっているか、“愛”という答えがよく出るようです。“愛は強くもある反面もろいところもある”、断絶部分の重みがかかってくる時、愛だけでは確かに持ちきれるでしょうか?そう言う面から振り返ると、

“生きていく上に役立つ知恵の授受”が幾つあったか

ということが、子が親へ結ぶ長持ちする連結部分になっていると私の場合は言えます。“知恵の受け渡し”は愛よりずっとサバサバしているから、後にはいつかそれが親子のつながりになるとそんな風に思うのです」


〈文豪・露伴は、本当に些細な日常の事柄を、丁寧に娘の文に教え込みました。現在の日本では、「父親は仕事をしていればいい、子どもは勉強さえしてればそれでいい・・・。家庭内での日常生活については別にどうでもかまわない」といった風潮ではないでしょうか? 〉




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※参考

●霜月祭り

「霜(しも)月」とは、旧暦11月の呼称で、新暦の12月上旬〜翌年1月上旬頃までの期間に当たる。 @稲の最終の「収穫感謝祭」を霜月祭りを総称する場合と、 A「湯立て神楽」を伴う芸能を中心とした祭りを呼ぶ場合とがある。


@ 「収穫感謝祭」的要素

この祭りは、実際の稲の収穫祭である「おくんち(お九日)」「十日夜(とおかんや)」「亥(い)の子」等の『刈り上げ祭り』よりは一か月以上遅くに設定されている。その理由は、重要な祭りには厳格な「物忌(い)み」が必要とされたからである。その斎忌期間が旧十月の「神無月(かんなづき)」だったのではないかともされている。

全国の神社で行われている「新嘗(にいなめ)祭」、石川県能登地方の「あえのこと」、北九州地方の「丑(うし)の日祭り」、関東・東北地方・日本海側地方で盛んな「大師講(だいしこう)」などがこれに当たる。


A「冬至祭」「湯立て神楽」的要素

この祭りのもう一つの特徴は、冬の陽光が最も衰弱する「冬至(とうじ)」の時期に当たるということである。ある意味、太陽が〈死〉から〈生〉へと転換する頃でもあり、各地では、“太陽”の更新、“生命力”の更新を願って「火祭り」が行われる。その際には、「湯立て神楽(かぐら)」を伴う、特徴ある芸能を持つ祭りが徹夜で行われ、悪霊を圧服し、神鬼を招き寄せて春への甦りを果たし、新たなる年の豊作が願われる。

つまり、霜月祭りという「ふゆ(冬)」の祭りとは、“みたま(霊)のふゆ(殖ゆ)”すなわち「神霊が増殖し人々に分割される」時期を意味し、収穫の豊かさを背景に人々がこれを身につけて、新たな春への「魂の更新」をはかるためのものということになる。



◆◆◆◆◆

宮中においても、この時期には「新嘗(にいなめ)祭」が斎行されている。その年の新穀を諸神に供え、天皇も食するという天皇の最重要祭儀である。

その前夜には「鎮魂(ちんこん)の儀」が行われた。太陽神・天照大御神の後裔で、大御神と同魂同体の、日の御子(みこ)とされた天皇の御魂も弱くなっていると考えられ、全国からそれぞれの国魂(くにたま)を身に付けた八乙女(やおとめ)が呼ばれ、天皇の霊力を復活させ、新生させるための「タマシズメ」「タマフリ」の業(わざ)が執り行われた。

この鎮魂の儀は、『古事記』『日本書紀』等に記される「天の岩戸開き」神話に起源し、それを再現しているということになる。

つまり、天照大御神の「岩屋戸こもり」は、太陽が再生するための象徴的な死であるとされたのである。岩屋戸の前で「桶(おけ)伏せて踏みとどろかし、神憑かりして・・」舞い、「天の岩戸開き」を行った天宇受女命(あめのうずめのみこと)は“神楽の神”“鎮魂の神”、そして“巫女の守り神”“舞踏、芸能の守り神”とされている。当白鬚神社の御祭神の一柱(ひとはしら)でもある。

忌部(いんべ)氏の『古語拾遺(こごしゅうい)』には、
「凡(すべ)て、鎮魂(たましずめ)の儀(わざ)は天鈿女命(あめのうずめのみこと)の遺跡(あと)なり」とある。

[275]  ●盥(たらい)の中の“赤子”   Name:道開き   Date:2016/12/09 (金) 20:17
下記の書き込み[274]●選日・雑注(せんじつ・ざっちゅう)に続きます。

明治維新の時もそうであったのだが、敗戦後はさらに、この“俗信”というタライの水と共に「陰陽五行」「旧暦」文化という大切な“赤子”まで流してしまおうとしているように思われてならないのです。

何度でも繰り返します。現代に生きる我々は、迷信に近い暦注(れきちゅう)に対しては、害のない程度に付き合うしか仕方がないのです。

[272]  ●「スーパームーン」   Name:道開き   Date:2016/11/13 (日) 15:08
明晩は、68年ぶりの「スーパームーン」です。

大きな月の輝く夜に、「ムーンリバー」「ムーンライト・セレナーデ」「フライミー・トゥーザムーン」「月がとっても青いから」なんかが聴けたなら、これこそが贅沢、これこそが風流・・・・・


[270]  ●「スピン・オフ」?・・・誰も知らない“地縁”の力   Name:道開き   Date:2016/10/22 (土) 09:50
現在、野蒜の高台集団移転地は、まさに建設ラッシュといった観があります。
以前から、地鎮祭などの祭祀を行った際には、ご家族全員の生年月日を書いてもらい、後で「推命」をしてお渡ししていますが、ここでも、もう既に300名ほどの方の干支・九星を見ました。

各地域に住まわれていた方たちが、一度シャッフルされた形で、居住地を各自が選定する形式が取られているのですが、やはり、ここでも以前から当サイトで指摘してきた通りに、“星の巡り”の「偏(かたよ)り」現象が窺えます。見えない世界というものは本当に不思議で仕方ありません。




[137] 縁は異なもの・・ Part3    投稿者:道開き 投稿日:2005/10/24(Mon) 18:23  

さらに「縁」について・・・・・
以下の書き込みについては、理解していただけるかどうかは難しいと思われますが、とりあえず“血縁”とか“地縁”といったことについて話を進めてみます。

この「縁」というものは、私としましては、案外“数理”によっても確認できるものとも考えています。干支・九星術での例を取り上げてみます。例えば、「一白水星〈年〉・五黄土星・巳〈月〉生まれの女性」といった見方をした場合、巡り来る年を、一白水星年から九紫火星年までの9種類に分類すると、それぞれの年の月の十二支は変わらないので、108通りの分類ができます。さらに、男女別に分けると、男子108通り、女子108通りといった分類の仕方が可能となります。
“歳月”という語がありますが、果たして、こういった「推命」との関連性もあるのでしょうか。

こうした分類の仕方を、ある家族を対象におこなってみると、同じ干支・九星の「年月」の母子が実に多いのです。場合によっては、祖母も入れて三代が同じというケ―スもあります。確率から言うと、二代が同じ場合は108分の1、三代が同じ場合は11,664(108×108)分の1ということになるのだろうか。まあ「血は水よりも濃い」とも言われるから、こういった事も起こり得るのであろうと、それなりに納得がいきます。


ところが、それよりもさらに驚かされるのは「地縁」なのです。例えば、隣近所の女性30名を分類してみたとする。するとその中に、同じ干支・九星の「年月」を持った女性が何名かいるのです。前の家の祖母と後ろの家の孫娘が同じだったり、後ろの家にやって来た嫁が、前の家の母親と同じだったりするのである。道路を挟んで30軒の家が並ぶ通りに、4人の同じ干支・九星の「年月」の男性がいる所もあったりする。

どう考えてみても、一口に「偶然」と言い切ることのできないような、一般的な“確率”によっては説明がつかない「偏り」の現象が起こっているのです。

つまり、見えない世界においては、「地縁」といったものがユラユラ、ユラユラと確実に“働いている”としか考えられないのだ。「産土(うぶすな)さま」の働きとは、こういったことを言うのだろう。

私、 “血縁”を探求している内に“地縁”に辿り着いてしまったようなのです。「氏神さま」の背後には、「産土さま」の力がダイナミックに働いていることを知ってしまったのでした。「土地柄や国柄」、「国魂(くにたま)」といった概念も、このことと何らかの関連性がありそうです。

[269]  ●「柱を立てる」   Name:道開き   Date:2016/10/11 (火) 07:29
御柱(おんばしら)を「立てる」。神籬(ひもろぎ)を「立てる」。御幣(ごへい)を「立てる」。幟(のぼり)を「立てる」。御札(おふだ)を「立て」て祀(まつ)る。


神様をお迎えし、お祀りする際には、依代(よりしろ)となる樹木や柱状のものを「立てる」。これは日本的「神まつり」の特徴とされています。


よって、神さまの数は「一柱(ひとはしら)、二柱(ふたはしら)・・・・・」と数えます。

[268]  ●リアル「時の氏神」   Name:道開き   Date:2016/09/27 (火) 10:52
「挨拶(あいさつ)は時の氏神」という諺(ことわざ)があります。 ここでいう「挨拶」とは、争いの間に立って仲裁すること。 「氏神」とは、祖先を祀った神のことです。

争いが起きた時に仲裁してくれる人は、氏神様のようにありがたい存在なので、その仲裁には従い、早くおさめよということを意味しています。

まさに「時の氏神」といったお祓いの経験を以下に記します。以前にこの掲示板に掲載した内容です。



[86] ●あの世からもたらされる情報A  《意外な氏神様のお使い》 Name:道開き Date:2010/04/29(木) 18:06 


●全くもって意外な氏神様のお使い〈平成22年4月23日〉

21日の朝、S町のOさんという方から次の様なメールが届いた。

「御祓いのお願いとなります。昨晩、霊感の強い娘に二人の霊が憑依し、その一人が申しますには、屋敷裏にある柿の木の付近に三本の尾を持った白狐のような、白い犬のような悪霊がおり、日々成長しているのでその内に家に禍が起きるとのことでした。すでに私は、5年前から鬱病を患い治療中で、三年前には父も柿取りをしている最中に倒れ,くも膜下出血で急逝しました。娘も2年前より病気がちな状態でいます。
更に、憑依霊が強調して申しますには、1週間以内に御祓いをしていただくようにと、御神職様をご指名でありました。何卒お引き受け戴きますよう宜しくお願い申し上げます」
といった内容でした。

その後すぐに電話で連絡を取り、翌々日の23日にお祓いを執り行なう運びとなりました。

当社から車で40分ほどの距離の所に在るそのお宅近くまで来たとき、「あれ、ちょうど一年前に他家の地鎮祭に向かう途中、この家の前を通ったな」ということが思い出された。そして、神事を執り行う前に、その家の方たちから事の詳細を聞かされるや、更に驚かされることとなったのでした。

20日の夕刻、父親と娘さんが居間でくつろいでいる時に、突然、娘さんに憑ってきたその霊は、初めの内はうまく話せないようでいたが、いくらかの信仰的知識を持っていた父親が話を少しずつ誘導してみると、次第にシッカリと普通に話せるようになったと言います。

その霊は男性で、2年ほど前に病で亡くなった、自動車関係の仕事をしていたご近所のTさんという方でした。

「この娘さんは、この辺りで一番の霊能を持っている生まれなのだが、今の状態は非常に心配される。屋敷裏の柿の木付近に、三本の尾を持った白狐のような、白い犬の様な“モノ(魔物)”が住みついており、日々成長しているのでその内に禍が起きる。この娘さんにも見える筈だ。決して側に近づいては行けない。とにかく1週間以内に御祓いをしていただくように」と語り、その“モノ”の絵まで描いて見せました。

(そのT霊が娘さんに憑依して描いたとされる絵と、後に娘さんが霊眼で見て描いた絵とを見較べてみました。“モノ”形状は全く同じですが、筆跡は全く異なるものでした。)


「お寺に頼めばいいのですか、神社ですか、それとも祈祷師さんですか」と尋ねると、そのTさんの霊は、「この鳴瀬川の下流、河口地域の野蒜にある神社の神主さんにすぐに連絡を取りなさい」とハッキリと語ったということでした。
(※注意―当方の宣伝用にホラ話を創作しているのでは決してありません)

その後は、自分の生前の頃の話をしたり、少しだけお酒を飲ましてくれなどと語ったりしながら、その時点では家に不在だったOさんのお母さんが帰宅するのを待ち、挨拶してからあの世へと戻って行ったらしい。

おかしなもので、Tさん自身の家族の現況については全く知らない様子で、Oさんとお母さんが、ご家族の皆さんは無事に暮らしているという話をしてやると、非常に喜んでいたということでした。

さらに、そのTさん霊の憑依の合間、合間に、幾度か娘さんに入り込んで話そうとする、もう一人の別人格の霊がいたといいます。娘さんと同じくらいの年齢の女性の霊らしく、名前は名乗りませんでしたが「私がこの人の側にいつも憑いているから病気がちなのではないかしら」と語ったとのこと。

その憑依現象は、時間にしてまる二時間くらいの出来事だったといいます。


さらに詳しく話を伺ってみると、Oさんの娘さんの体調がおかしくなりだしたのは、2年ほど前に車の追突事故を起こした頃からだということでした。それ程の大きな事故ではなかったのですが、精神的なショックが非常に大きく、当時はかなりの落ち込みだったそうです。おそらくは、精神的に弱っていた状態の時に、迷える女性の浮遊霊に憑依されてしまったのではなかろうかとも考えられました。その際に仲介の労を執ってくれたのがTさんでした。

そして一月ほど前には、周りの方達から、そうした方が良いとのアドバイスを受け、近くの神社の神主さんにお願いして、屋敷内にある邸内社(氏神社)を新しくしたといいます。
その頃から娘さんの方も、インターネットで自動書記などのスピリチュアルな事柄を調べ始めるようになっていたということでした。

おそらくは、O家の“霊系の集合体そのもの”を氏神としてお祀(まつ)りする邸内社を新しくしたことにより、目には見えない世界の状況が大きく動き始め、今回の憑霊現象の準備が整えられたのではなかろうかとも考えられましたので、
「有名大社の神さまや、当社の白鬚神社の神さまに手を合わせる以前に、先ずはお宅の邸内社の神さまを第一にお祀りした方がよいです」と話して聞かせました。

また、その娘さんの場合、ネットの関連サイトにアクセスした或る夜には、何者かの霊に首を絞められたこともあったということでしたので、「インターネット上を移動している霊もいるようなので、余りそういった類のサイトでチャットなどはしないほうがよい」と話して聞かせました。(「ホラー映画まがいの事を語るな」と叱られそうですが、実際にそうなのです)


それにしても、氏神さまのお使いが先祖霊などではなく、近くの自動車屋さんの霊であったというのは全くもって意外な展開でした。とにかく、こういった時にいつも感じられることは、「“あの世の存在”(神さま、先祖霊、他の霊たち、神使の動物霊・・・・)と“この世の存在”(人、動物、植物、物・・・・)は別個に存在しているかのようでいて、まるでインターネットのように総てが繋がりあっている」ということです。


★西洋のキリスト教社会の場合、こういったTさんのようなお使いの霊は、「天使」として扱われているようです。
そういった内容を描いた映画には、『素晴らしき哉、人生!』『オールウェィズ』『シティ・オブ・エンジェル』などがあります。

[267]  ●元々は「お供え物」だった   Name:道開き   Date:2016/09/17 (土) 07:23
キリスト教を象徴するアイテムといえば「十字架(クロス)」ということになるのでしょうか。元々はイエスが磔(はりつけ)の刑に処されたときに使用されたものとされています。
神道の場合はというと、元々は「お供え物」だったアイテムが多いように思われます。


神に奉献(お供え)する物を総称して【幣帛(へいはく)】と言い、【みてぐら】とも【幣物(へいもつ)】とも呼びます。

【みてぐら】は「御手座、真手座、満倉、満座」などと表記し、「手を倉にした場合、いっぱいに満るほどのお供え物」を意味している。布帛(ふはく)、衣服、武具、神酒(みき)、神饌(しんせん)等。

   ※「帛(はく)」は訓読みで「きぬ」



@【御幣(ごへい)】

幣帛(へいはく)の一種、【幣束(へいそく)】ともいう。金銀あるいは白色、五色の紙を、竹または木の【幣串(へいぐし)】に挟んだもの。古くは布帛(ふはく)を奉る場合も、多くは串(くし)に挟んで奉(たてまつ)った。

※「紙」も「布帛」も、当時は大変な貴重品であった。



A【大麻(おおぬさ)】

呼称に「大(おお)」が付くのは【ヌサ(幣、麻、奴佐)】の美称。「神霊に祈るときに捧げられる物」や、「罪を祓うときに差し出される物」を【ヌサ】といい、主として「木綿、麻、布帛、紙など」が使われた。
やがて【祓(はらえ)の具】として用いられるようになる。 現在、多くの神社でお祓いをするときに左右左と振られる、フサフサの細い紙がいっぱい付いている棒がこれである。



B【玉串(たまぐし)】

榊(さかき)の枝に【木綿(ゆう)】〈麻苧(あさお)の呼称〉や【紙垂(しで)】を付けたもの。神職や参拝者などが神前に拝礼するときに捧げられる。もともとは神霊の【依代(よりしろ)】(神の憑(かか)る代物)であったとされる。



C【紙垂(しで)】

【幣帛(へいはく)】の一種で、榊(さかき)の枝や串などに垂らす「紙片」や「布」〈とくに木綿(ゆう)〉など。または【注連縄(しめなわ)】に付けたものもこう呼ぶ。

※【注連縄】に垂らして神域や祭場などに用いた場合は、「聖域を示す象徴」となる。

[266]  ●神祭りの「場」   Name:道開き   Date:2016/09/04 (日) 07:05
神祭りにおいては、「祭場」を整えることが非常に重要である。





◆磐境(いわさか)・磐座(いわくら)

【磐境(いわさか)】とは、神を招くために「岩石などによって設けられた祭場〈境界〉」をいい、【磐座(いわくら)】とは、「神霊の依代(ヨリシロ・神様が憑依するときの代物)となる岩石」のことをいう。

縄文時代の早期からみられる《環状列石(ストーン・サークル)》《列状配石》などの祭祀遺跡は、この【磐境(いわさか)】【磐座(いわくら)】の原初形態ともみられている。


★ 縄文人の「神棚」? 

縄文時代の中期から後期にかけて、居住地の奥壁部に《石柱(立石)》や《石棒》が立てられているものや、《石壇》とよばれる床より高い位置に「平石」を設置したもの、「敷石」を配したものがみられる。その近くには「炉(ろ)」がつくられ、土器や石皿を置いて供献物を浄化し、《立石》に憑かる「マナ(神霊)」に対する祭祀がおこなわれていた。





◆神奈備(かんなび)  

「神霊の鎮まる神聖な森や山」をさす。『万葉集』には、「モリ(杜)」を「(神)社」と表記した例も見られる。  →  「モリ(杜)」 ≒ 「(神)社」





◆神籬(ひもろき)

祭祀のために臨時に設けられた施設で、一般的には、神霊の来臨を仰ぐ「依代(よりしろ)」となる「樹木やその枝」についてをいう。

《ヒ》は「霊力」、《モロ》は「モリ(森・杜)の古形」、《キ》は「木」とか「城(き・・・まわりに垣をめぐらして、内と外を区切った所)」という説がある。





◆社(やしろ)と宮(みや)

現在でも神社を呼ぶのに、【社(ヤシロ)】や【宮(ミヤ)】の語を用いている。その意味はというと、《ヤシロ》は《屋代(やしろ)》のことで、「屋」(建物)そのものではなく、「屋を建てるために設けられた区域」、もしくは「屋の代りになる物」をさす。

つまり、《ヤシロ》にはもともと、常設の社殿は存在せず、祭場となる特定の場所が「神地」となる聖域として、他と区別して定められていたと考えられている。その《ヤシロ》に毎年、祭祀を受ける神霊の来臨を仰いで祭りを執り行った。

やがて、神霊の常在を願う気持ちが高まってくると、祭祀のたびに新設する簡単な建物ではなく、常設の社殿となる《御屋(ミヤ)》がつくられるようになる。



★ 天八重榊(あめのやえさかき)

伊勢神宮では、御正宮を囲んで瑞垣、内玉垣、外玉垣、板垣と、幾重にも囲む垣の柱々には、榊が取り付けられている。
また内宮では、かつては【天八重榊】と称し、左右八枝にして八列、六十四本の榊が立て並べられ、大神宮司が二枝、祢宜が四枝、宇治大内人(うじおおうちんど・祢宜に次ぐ役職)が八枝という多数の榊を持った中に囲まれて、大神宮司は祝詞を奏した。

つまり、榊を以て《柴室木(神籬)・ひもろき》とした神域は、やがては幾重にも囲む垣を常設することとなった。今でも柱に榊が取り付けられているのは古態を遺しているものと考えられている。
平安期の頃までは、「モリ(杜)」と「サカキ(榊)」は同義語とされていた。


   →   「モリ(杜)」 ≒ 「サカキ(榊)」 ≒ 「(神)社」 ≒ 「神籬(ひもろき)」





◆オハケ

【オハケ】と称し、祭りの日に「御幣(ごへい)」を立てるのは、神霊奉斎の古い姿を表しており、特に、竹に白幣を付したものが多い。もともとは神を招ぎ迎える「依り代」であった。





◆幡(はた・旗)と幟(のぼり)

種々の染め木綿(ユウ)を垂れることが「あれ」(神さまの出現、お出まし、降臨を意味する語)の一つの条件であったとされている。
『天岩戸(あめのいわと)』祭祀における青和幣(あおにぎて・「麻(あさ)」の布のこと)、白和幣(しらにぎて・「楮(こうぞ)」の木の皮の繊維で織った布のこと)もこれと同じ。

やがて、時代が下るに従って、「幣帛(へいはく)」から「旗さし物」へと移行した。

【幡(はた)】は、布帛(ふはく)の一辺を竿(さお)に垂れたもの〈「源平合戦絵巻」に見られる〉。【幟(のぼり)】は、その上部と長い方の一辺を竿に取り付けたもの〈現在でも神社の祭礼時に立てられている〉。
ちなみに、幡を数多く立て並べたのが「八幡(やはた)」となる。

[265]  ●『思い出のメロディー』   Name:道開き   Date:2016/08/22 (月) 06:32
第1回の頃から見ています。当時の茶の間の雰囲気はと言うと、自分にとっては完全にアウェー感が漂っていた様に思われました。祖母や父母たちを相手にチャンネル争いをしても決して勝てる年齢ではありませんでしたので。

淡谷のり子、東海林太郎、霧島昇、藤山一郎・・・・といった方たちが歌うメロディーには、何一つ思い出など無かったからです。

但し、「人生の並木道」「ここに幸あり」「島育ち」「旅姿三人男」「達者でな」「星屑の町」等は、子供心にも良い曲だな〜と思っていました。

15年、10年ほど前頃からは、次第に、自分の『思い出のメロディー』が増えてきたと感じています。・・・・同様に「少年老い易く学成り難し」という言葉も、年を重ねる毎に心に染み入るようになって来たのも確かです。
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